FIAモータースポーツ評議会は11日、今季のWEC世界耐久選手権において、セーフティカーを出動させずにレース中のマシンのペースをコントロールする新たなシステム『フルコースイエロー』を導入することを決定した。
このフルコースイエローは、例えばコース上からデブリを取り除く際など、セーフティカー出動の必要がない場合に使用される。レース中にフルコースイエローとなった場合、各マシンとも80㎞/hまでスローダウンし、前後のマシンとの間隔を保ちながら並んで走行することになる。
WEC公式サイトによると、この制度の導入により、レースの流れを途切れさせないことや、レースをしている時間をより長く確保することを目指しているということだ。