WEC世界耐久選手権第8戦は29日、バーレーン・インターナショナル・サーキットでフリープラクティス3と予選が行われ、アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組7号車トヨタTS030ハイブリッドがポールポジションを獲得。8号車トヨタが2番手に続き、フロントロウを独占した。

 予選日を迎えたバーレーンは早朝深い霧が出たものの、オンタイムでフリープラクティス3がスタート。このセッションでは、ロイック・デュバルがドライブした2号車アウディR18 e-トロン・クワトロがトップタイムをマーク。8号車トヨタ、1号車アウディ、7号車トヨタと続いた。

 続く夕刻の予選は、ふたりのドライバーの最速2周のタイム平均で争われるが、まずブルツがステアリングを握った7号車は、レコードタイムを更新するタイムをマーク。ブルツから引き継ぎアタックを担当した一貴も好ペースをキープし、7号車がポールを獲得。ステファン・サラザンとアンソニー・デイビッドソンがアタックした8号車が続き、トヨタにとっては雨となった今季開幕戦以来の最前列独占を果たした。

 3番手はアンドレ・ロッテラーとマルセル・ファスラーがアタックした1号車アウディ。4番手はアラン・マクニッシュとデュバルがアタックした2号車となった。

「コースインした時も良いタイミングで、他車に阻まれることのない、完璧な状況だった。アレックスのラップタイムが速かったので、決勝レースでも良い位置で戦えると思う」と一貴は決勝に向け手応えを語っている。

 LMP2クラスは、ルイス-ペレス・コンパンク/ニコラス・ミナシアン/ピエール・カッファー組49号車ペコム・レーシングのオレカ・ニッサンがポールポジションを獲得。G-ドライブ・レーシングの26号車オレカ・ニッサンが2番手に続いた。井原慶子が乗り込む45号車モーガン・ニッサンはクラス最後尾から決勝を戦う。

 LM-GTEプロクラスは、このレースで2014年仕様を先行投入したポルシェAGチーム・マンタイのポルシェ911 RSRがトップ2を独占。マルク・リエブ/リヒャルド・リエツの92号車がクラスPPを得た。

 今回ジャンカルロ・フィジケラとコンビを組み参戦する小林可夢偉の71号車フェラーリは、クラス最後尾の6番手からスタートすることとなった。

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