WEC世界耐久選手権第6戦富士は2回の赤旗を経て15時35分にレース再開となったが、セーフティカー先導のリスタート直後に再度赤旗が提示され、レースはそのまま終了に。中断時にトップに立っていた7号車トヨタTS030ハイブリッドが優勝となった。

 強い雨により、2回の赤旗中断となったWEC世界耐久選手権第6戦富士の決勝レース。長い中断を経て、15時35分にセーフティカー先導でリスタートしたが、その周に再び赤旗が提示され、そのままレース終了となった。

 レースは16周を終えた時点での順位が採用されることになり、ポールスタートの1号車アウディが2回目の中断前にピットに入ったこと、8号車トヨタがスタート直前のピットレーンクローズに間に合わなかったことから、予選3番手スタートのアレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組7号車トヨタTS030ハイブリッドが優勝という結果となった。2位は2号車アウディ、3位はレベリオン・レーシングの12号車ローラ・トヨタとなった。

 LMP2クラスは、OAKレーシングのベルトラン・バゲット/リカルド・ゴンザレス/マーティン・プロウマン組35号車モーガン・ニッサンが優勝。2位はG-ドライブ・レーシングの26号車オレカ・ニッサンで、3位は日本のゲイナーが獲得。平中克幸/植田正幸/ビヨン・ビルドハイム組が表彰台に立った。

 LM-GTEプロクラスはダレン・ターナー/ステファン・ミュッケ/フレデリック・マコウィッキ組97号車アストンマーチン・バンテージが優勝。LM-GTEアマクラスはクリストファー・ニギャルド/クリスチャン・ポウルセン/ブルーノ・セナ組95号車アストンマーチンが優勝となっている。

 なお、赤旗終了直後、富士スピードウェイとFIA WECは会場に集まりレース再開を待ったファンのために、ピットレーンを解放することを決定。ドライバーがピットレーンでファンサービスを行った。また、富士スピードウェイでは今回のチケットを持参したファンに、今後1年間のWECまでのレースで、公式プログラムを1冊進呈するという。このあたりの詳細は後日発表される予定だ。

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