1981年のWRCチャンピオンで伝説的な活躍を残した名手、アリ・バタネンの息子、マックス・バタネンが、今季から始まるフィエスタカップでWRCに参戦することになった。

 現在23歳のバタネンJr.は「僕のような若手ドライバーがWRCでの経験を積むためには、フィエスタカップは絶好の選択肢」とコメント。「バトルは激しいと思うが、人々に印象を与えるいい機会になるし、素晴らしい特典を目指してがんばるよ」

 DMACKとMスポーツが今季から始めるこのシリーズは、前年までJWRCで使用されていたMスポーツ製フォード・フィエスタR2にDMACKタイヤを履くワンメイク。4月のポルトガルを皮切りに、ポーランド、フィンランド、ドイツ、フランスのWRC5戦を戦い、チャンピオンには2015年にフィエスタR5マシンでのWRC2の7戦にフル参戦というプログラムが与えられる。

 偉大な父の名前は有利になるか不利になるかという質問に対し「チャンスが訪れやすいし、注目してもらいやすいのはいい点だが、過剰に期待をかけられやすいのはネガティブな点だね」とマックス。「同時に(父である)アリにとっても、試練がある。長年トップレベルで活躍してきたから、僕のことを見てられないという時もあるんじゃないかな。とにかくすべてを完璧にしたがる人だから」

「でも、そういったところに無神経だと親子関係に影響が出てしまうけど、父はいつでも応援する姿勢をとってきてくれているよ」

 マックス・バタネンは、2013年のERCイプルー戦にルノー・トウィンゴR2で参戦。初めて挑む舗装ラリーを、2WD部門20位でフィニッシュしている。この際、父であるアリは「やっと妻の気持ちが分かった」と、息子の走りを見る父親としての心境を語っていた。

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