フェラーリは、マラネロの風洞が近く再稼働する見込みであることを明らかにした。

 フェラーリは、風洞で得られたデータとコース上のデータが相違していたことからマシン開発に支障をきたし、昨年からマラネロの自社風洞をシャットダウンしていた。

 彼らはこの間、ドイツ・ケルンにあるトヨタの風洞を利用しながら自社風洞の大幅な改修とアップデートにあたってきたが、ようやくその風洞が10月末に再稼働する準備が整ったという。

 チーム代表のステファノ・ドメニカリは、自社風洞の再稼働によって、レッドブルに対する弱点の一部を克服することができると考えている。
「片方の手を背中に置いてバスケットボールをするようなものだ」とドメニカリ。
「トレーニングにはいいが、プレーする時は両方の手を使ったほうがいい」
「風洞が稼働すれば、両方の手に戻る。それは我々にとって重要なことなんだ」

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