イギリスのレーシングカーコンストラクター、レーシングチームであるプロドライブは、1月27日にレース/ラリー参戦から30周年という記念の日を迎えた。

 プロドライブを率いるデイビッド・リチャーズは、1981年にアリ・バタネンのコ・ドライバーとしてWRC世界ラリー選手権のタイトルを獲得。その後引退しプロドライブを設立し、1984年1月27日にカタールで開催されたFIAミドルイーストラリーに、ロスマンズのサポートを受けてポルシェ911 SC RSで参戦。カタールのラリードライバー、ザイード・アル・ハジリがドライブし勝利を飾った。同じ車両で、ヘンリ・トイボネンが同年のヨーロピアン・ラリー・チャンピオンシップに参戦している。

「最初のカタールでのラリーは、限りなくノーマルなポルシェで参戦したんだ。クルマは砂漠よりもレーストラックに向いていたくらいだからね。たくさんのトラブルがあったけど、なんとか完走したよ」とリチャーズは当時を振り返る。

「クルマはドイツにあるポルシェのファクトリーからまっすぐカタールに来たんだ。最初の成功をザイード・アル・ハジリと楽しんだよ。最初のイベントでの勝利は、忘れられない思い出だ」

 1984年以降、プロドライブは472戦のラリーに参戦。そのうち261戦はWRCのイベントで、132勝という記録をマークした。ポルシェ、MG、BMW、ミニといったメーカーと組んでいるが、特に長年パートナーシップを組んだのはスバル。レガシィ、インプレッサといった名車をチャンピオンに導き、1995年には故コリン・マクレーがイギリス人として初のワールドチャンピオンを獲得。01年には故リチャード・バーンズが、03年にはペター・ソルベルグが王座を得た。

 プロドライブはWRCのほかにもミドルイーストラリー、イギリスラリー選手権、フランス、アイルランド、アジア-パシフィック等さまざまなラリーでタイトルを手中に収めている。

 プロドライブはまた、1987年からイギリスツーリングカー選手権(BTCC)に参戦。6年間BMWを走らせた後はアルファロメオ、ホンダの活動を担い、その後フォード・モンデオで参戦。2000年にスーパーツーリング規定最後のタイトルをもたらした。

 ツーリングカーでの活躍の後は、GTカーレースに参入。2001年からフェラーリ550マラネロをスポーツカーレースで走らせ、2003年のル・マン24時間ではGTクラスを制覇。その後、アストンマーチンの活動を担いLMP1、LM-GTEクラスで活躍した。

 2014年の現在、プロドライブはアストンマーチンでのスポーツカーレース活動、ミニでのラリー、ラリークロスのカスタマーサポートを行っている。

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