F1第2戦マレーシアGP予選でトップ10入りを果たしたドライバーが、予選の戦いを次のように振り返った。
予選1位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン)タイヤ=ミディアム
予選というのはハードな経験なんだ。ドライバーは自分自身に大きなプレッシャーをかける。僕にとってはレースウイークエンドの中で一番楽しめる時間だと思う。Q3での僕の最速ラップでは、最終コーナーで少し、多分0.15秒くらいタイムを失ったから、それでもこのポジションを得られたことは大きな励みになるよ。ここでも1‐2が獲れてチームにとって素晴らしい結果だ。みんなのおかげで達成できた見事な功績だけど、後ろのライバルたちも絶対に諦めはしないだろうから、攻め続けていく必要がある。明日は1コーナーまでの距離も長いけど、良いスタートを切って確実に前にいられるようにするよ。何にしても鍵になるのは、レース中のタイヤのケアだね。特に150kgもの燃料を積んだ状態では、タイヤにはかなりキツイ状態になるだろう。でも僕らのマシンに予選ペース以上のレースペースがあることを願っている。ここまではチームにとって良い週末となっているが、明日もいい結果を出すために激しくプッシュしていかないとね。
予選2位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)タイヤ=ミディアム
この2戦、予選はなかなかいい調子だよ。僕らはチームとしていい仕事をしてきているし、Q3の終わりにエンジニアが無線を入れてきた時に後ろで歓声が上がっているのを聞くのはいつだっていい気分だ。自分のクイックラップにはかなり満足しているけれど、明日の午後は長くて暑いレースになるから、レースに向けての準備を整えたり水分補給をしたりという仕事を、しっかりやっておかないとね。ここは身体的に厳しいところなんだ。マシンとドライバーにとってだけでなく、メカニックにとってもだ。忘れられがちだけど彼らもピットストップの間は耐火スーツを着ているから、彼らも体調を整えて、明日いいピット作業をしてくれるといいね。戦略担当者にとっても、気温と湿度がとても高くてタイヤがどんな働きをするか、どの戦略がレースで最適なのかよく分からないんだ。本当に準備万端にしておかないといけない。何にしても最も重要なのは、僕らがフロントロウにいるということだ。明日のレースは長くなる。トップ4は全員に優勝のチャンスがあると思うけど、フリー走行では僕らのロングランのペースはまずまず安定していたし、チームとして自分たちのやっていることに大いに自信を持っているよ。
予選3位 ミハエル・シューマッハー(メルセデス)タイヤ=ミディアム
今日、トップ3のポジションに戻ってくることができて、ものすごくハッピーだ。ここに来ているスタッフ、ブラックレーやブリックスワースのファクトリーのスタッフが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、今日この位置に来ることができた。5年以上遠ざかっていたが、久しぶりに予選記者会見に出席することができて、最高の気分だよ! でももっと重要なのは、もちろん明日またここに座ることだ。それを実現するために全力を尽くす。去年の自分たちの位置を考えると、本当に大きな成果を出せたと思う。ここマレーシアはタイトルパートナーであるペトロナスのホームグランプリだから、なおさらよかった。僕を強く支持し続けてくれたメルセデス・ベンツにいい結果でお返しすることができたのも嬉しい。
予選4位 マーク・ウエーバー(レッドブル)タイヤ=ミディアム
そんなに悪くない、まあまあな走りができたよ。メルボルンでは予選よりレースでの方が少し強さを見せられたし、今日のポールとの差を見ると0.2から0.3秒遅れくらいだから、僕らは正しい方向に進めている。体勢を立て直して、明日をどう闘うか考えるよ。それでもメルボルンの時よりマシンを進化させられたと思う。前4列は接近しているし、相当数のチームがとても良いパフォーマンスを見せてくるだろう。ファンにとってはいいことだね。
予選5位 キミ・ライコネン(ロータス)タイヤ=ミディアム
今日はマシンが好調だった。残念ながら自分の最速ラップの時にふたつほどミスをして、コンマ2秒ぐらいロスしたと思う。それがなければ今日はポールを狙えた。ターン9出口で少しスライドして少しロスしたんだ。でもそういうこともある。昨日はKERSにトラブルがあったが、今日は問題なかった。マシンは正しく機能していて、フィーリングもよかった。グリッド降格ペナルティがあるのは残念だけど、マシンは好調だ。今日はすごくポジティブな日だよ。明日は10番グリッドからのスタートになるが、そこから順位を上げることを目指す。
予選6位 セバスチャン・ベッテル(レッドブル)タイヤ=ハード
ミディアムタイヤであまりフィーリングが良くなかったから、最後のアタックでハードを使うことに決めたんだ。それが一歩前進につながったね。走っていてあまりいい感触を持つことができず、バランスを見出すのに苦労していたので、1周のフライングラップで全てを引き出すことはできなかった。オーストラリア以来、対策を取る時間がそれほどなかった。たった1週間だからね。マクラーレンはオーストラリアで強かったしここでも強いから、彼らを打ち負かさないと。レースではもう少しうまくやれるだろうけど、それでも僕らのマシンが最高に乗りやすいものじゃないことは見て取れると思う。そのことは承知しているし、一生懸命努力していく。
予選7位 ロメイン・グロージャン(ロータス)タイヤ=ミディアム
2台揃ってQ3に入れるなんてすごいね。自分がこの2戦続けてトップ10に入れたのもすごく嬉しい。チームは素晴らしい仕事をしてマシンの力を引き出してくれた。僕らは上位争いができる。喜ばしいことだよ。明日のレースは面白くなりそうだ。もっと順位を上げることだってできると思う。ここでは天気がどうなるか予想できない。トップ勢と僕らのペースはそれほど変わらないし、レースは長いから、何が起こるか分からないよ。こういうコンディションではタイヤの管理が重要だ。予選と決勝は完全に別物。レースが楽しみだよ。トップ5内でフィニッシュできればすごく嬉しいけど、一番大事なのは自分にとってシーズン初ポイントを獲得することだ。
予選8位 ニコ・ロズベルグ(メルセデス)タイヤ=ミディアム
もっと上のグリッドが獲れればよかったけれど、クイックラップでロスがあったんだ。1コーナーで失敗してコンマ数秒ロスし、その周はずっとタイヤのバイブレーションがひどかった。でも週末を通してレースペースの改善に取り組んできたから、明日はかなり強力に戦えるという自信がある。いくつかポジションを上げて、マレーシアのファンや僕らのパートナーであるペトロナスの前でたくさんのポイントを獲りたいと思っている。
予選9位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)タイヤ=ミディアム
いい予選だった。マシンの力をすべて引き出したと思う。Q3での唯一の走行でKERSのトラブルが発生した。それがなくても順位は変わらなかったと思うけど、ポールとのギャップをより現実的に示せただろう。雨のレースになれば、タイヤ交換を正しいタイミングに行うには多くの運が必要になるだろう。ほんの少しの差で大量の時間を失う可能性があるから、すべてをうまくやれるよう100パーセント集中していく必要がある。ドライレースになった場合は、マシンとタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すことに集中しなければならない。このサーキットではタイヤのデグラデーションがとても大きい。なんとか頑張って選手権争いにおいて重要なポイントを持ち帰らなければならない。スタートとその後の1コーナーには多くのリスクがあり、大変な状態になるだろうね。僕らは、マシンの空力面を中心に、多くの作業に取り組む必要がある。ここではオーストラリアと比べればパフォーマンスはほんの少しだけいい。正しい方向性で作業を進めていることの証明だ。でも上位グリッドを争うためには急速に前進していく必要がある。バルセロナに新車を持ち込むかって? その話は真実ではない。もちろんマシン開発を急いで行っているけれど、革新的な変更を行うのではなく、着実なやり方で進めている。今の時点でこのマシンには多くの問題があるけれど、それはつまり、改善の余地がとても大きいということだ。
予選10位 セルジオ・ペレス(ザウバー)タイヤ=ミディアム
Q3に進出できてすごく嬉しい。昨日は原因がはっきりしないバランスの問題に苦しんだことを考えると、今日チームは素晴らしい結果を出した。それに僕らのマシンは予選よりもレースコンディションでの方がさらにいいと思うから、明日のレースには大きな可能性があるはずだ。何らかの理由でミディアムタイヤで理想的なグリップを見いだすのに苦労している。それでもフリープラクティスの後に行った変更によって少しよくなった。明日のレースはマシン、タイヤ、ドライバーのすべてにとってタフなものになるだろう。戦って、できるだけ多くのポイントを持ち帰るつもりだ。
