F1第2戦マレーシアGP決勝でトップ10入賞を果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

決勝=1位 フェルナンド・アロンソ
 信じられないようなレースだったよ! 自分にとってもチーム全員にとってもいい結果ですごく嬉しい。この最高のチームを誇りに思う。僕らは困難な時期を過ごしてきたが、誰も諦める者はおらず、それどころか上位との差を縮めるために全員がより一層努力した。戦略は完璧だった。メカニックたちの仕事は申し分なかった。エンジニアたちはベストを尽くしてマシンの準備をしてくれた。僕自身もレースの56周全ラップですべての力を出し切って走った。今回勝てるとは僕は思ってもいなかったし、僕らの勝利に賭けた人たちは大金を稼いだろうね! クールダウンラップを走ってピットレーンに戻ってきた時、マシンをどこに止めるのかも分からなかった。さまざまな問題を抱えながら優勝を手に入れるというのは本当に特別なことだ。ウエットではとても好調だったけれど、コースが乾いてくると僕らの弱点が表面化してきた。セルジオ(・ペレス)にかなり接近されて、僕は唯一のドライのラインを走り続けるよう心掛けた。つまり彼が僕を抜こうと思ったら、リスクを冒さなければならなかった。昨日は僕と彼は9位と10位で、その僕らが今日は優勝を争った。今年のチャンピオンシップがいかに予測不可能かが分かる。僕らの目標は、シーズン序盤戦にダメージを最小限にとどめることだった。でも今僕らは選手権をリードしている。次の中国とバーレーンからすぐにでもパフォーマンスを向上させなければならない。少なくともあとコンマ2秒かコンマ3秒の速さを見つけ出すために、すぐに仕事に戻る必要がある。それができれば上位争いに復帰することができるだろう。

決勝=2位 セルジオ・ペレス
 僕にとって最高の一日だ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らのためにもすごく嬉しい。ここで表彰台に乗ることができ、最高の気分だよ。でも優勝も可能だったと思う。レース中、2回フェルナンド(・アロンソ)に追いついた。最終スティントでハードタイヤコンパウンドを履いていた時、タイヤのデグラデーションがとても大きかった。楽な状況ではなく、ワイドになり、縁石に触れてしまった。コースオフしなかったのはラッキーだったよ。その前にフェルナンドが完璧なタイミングでピットインしてドライタイヤに交換した。僕のタイヤ交換はその1周後で、それで彼に差をつけられてしまった。今日は正しい判断をするのがとても難しかった。チームには感謝している。彼らは常に正しいタイミングでピットインさせてくれた。オープニングラップの後に1回目のピットストップをしたのは特に重要だった。それから最後にハードコンパウンドを履いたのもよかった。ミディアムコンパウンドは僕らにはうまく機能していなかったんだ。今回は2012年のわずか2戦目だ。今シーズンは僕らにとって素晴らしいシーズンになると思う。今日は僕らに戦えるポテンシャルがあるのは分かっていた。僕らのマシンは上位勢との差があまりないし、こういうコンディションでは優れたクルーとドライバーの力がものを言うんだ。

決勝=3位 ルイス・ハミルトン
 タフではあったが、素晴らしいレースだった。最初に、フェルナンド(・アロンソ)とセルジオ(・ペレス)にお祝いを言いたい。彼らは素晴らしいレースをし、最高の仕事をした。本当にいろいろなことが起きたレースだった。エクストリームウエットからインターミディエイトに交換する最適なタイミングを判断するのは難しかった。僕らは交換するのが少し遅かったと思う。でもそういうこともある。今日は完璧ではなかった。スリックへの交換のタイミングを判断するのにはいつもリスクがある。僕らよりもライバルたちの方が少し早く交換した。全体的に僕らはピットストップでロスをし、戦いから脱落するような形になった。それでも総合的に見ればポジティブなウイークエンドだったし、それほどがっかりしてはいない。今季の目標は一貫した成績を出すことだ。2007年にはそれができたから、今年も同じことをしたいと思っている。今週末、新しいレース用水分補給剤を用意してくれたルコゼードに心から感謝する。素晴らしかった。これだけ暑く湿度が高い環境では、とても効果を発揮してくれた。今後のレースは、予選での強力な速さと同じレベルをレースでも発揮することを目指す。中国GPまでの数週間でその対策をするよ。

決勝=4位 マーク・ウエーバー
 リスタートやタイヤ交換など、たくさんの決断が必要な、忙しいレースだった。赤旗後のスティントでインターミディエイトを履いていた際はトリッキーで、自信を持って走ることができなかった。ドライタイヤに換えると自信を感じられるようになったが、その時にはもう少し遅すぎた。フェルナンド(・アロンソ)とペレスには脱帽するほかない。上位ではいい判断をしていたチームがあったね。混乱したレースだったけど、ポイントが獲れてよかった。今週末もポジティブな要素はあった。チームは懸命に働いてくれた。感謝しているよ。今後はもっと多くのチャンスが出てくるはずだ。

決勝=5位 キミ・ライコネン
 今日は難しい一日だった。ピレリのウエット用タイヤで走るのは初めてで、インターミディエイトやウエットタイヤがどういう反応を示すのか分からなかった。これまで1周のインスタレーションラップを走った経験しかなかったんだ。なんとかコース上にとどまり、快適に走れる範囲内でプッシュしようと試みるだけだった。ドライタイヤに換えた後は、タイヤが暖まるまで2周ほどかかり、バイザーがとても汚れていたためにドライラインを探すのが難しかった。軌道に乗ってからは、かなりプッシュできるようになった。今回も複雑な天候の週末になり、苦労した。今日はコンディションが大きく変動し、常にコンディションに適応し、グリップを探さなければならなかった。全体的に見ると、今週末も僕らのパッケージはかなり強力だったと思うから、比較的満足はしている。5位というのは悪くないよ。ただ僕らは常にもっといい結果が欲しいと思っているんだ。

決勝=6位 ブルーノ・セナ
 今日の結果には本当に興奮している。タフなレースの末にチームのためにポイントを獲得することができ、すごく嬉しい。今日のような日には、さまざまなコンディションにおいて自分に何ができるかを示せる。リスタートの後、アタックしなければならないのは分かっていた。プッシュし、全くミスを犯さず、ポジションを上げていけて、すごく満足している。チーム全員のために喜んでいるよ。

決勝=7位 ポール・ディ・レスタ
 スタートは少し混乱した状態だったから、なんとかコース上にとどまり、トラブルを避けることに集中した。好調だったが、赤旗直前にマルドナドにヒットされてスピンし、ポジションを3つぐらい失った。リスタートではインターミディエイトタイヤでのペースがとてもよく、ポジションを上げて上位グループについていけた。コースが乾いてきて、皆と同じタイミングでドライタイヤに換えた。それは入賞圏内のポジションを維持するための、安全なやり方だった。僕らより上位でトラブルがあったのは少しラッキーだった。でも今日のようなレースでは少し運が必要だし、グリッドを考えればこの結果に満足して帰ることができるよ。

決勝=8位 ジャン-エリック・ベルニュ
 18番グリッドから8位に上がりポイントが獲れたなんて素晴らしい。スタート後、長い間インターミディエイトでステイアウトしていたら、赤旗が出て、それが助けになった。グリッド上でエクストリームウエットに換えることができたんだ。もしインターミディエイトのままセーフティカー先導下でリスタートになっていたら、コース上にとどまるのもかなり難しかったと思うからね! コースが乾いてきてすぐにピットインしてインターミディエイトに履き換えた。でもスリックに換える前に少しロスをした。その後、ディ・レスタに追いついたが、僕らの間にバックマーカーたちがいて、十分に近づいて抜くことができなかった。だから状況をコントロールし、集中して、マシンをフィニッシュまで持っていった。最終的に8位を獲れて嬉しい。これからも一歩一歩前進していくつもりだよ。開幕2戦を終えてみて、全体的なパフォーマンスはすごくよかった。これをベースに、中国ではもっと前進できると思う。

決勝=9位 ニコ・ヒュルケンベルグ
 今日は2台揃ってポイントを獲得でき、チームにとって素晴らしい結果が出せた。今シーズン初ポイントが獲れてすごく嬉しい。とても難しいレースで、雨のおかげで状況が変化した。でも僕らはチャンスを最大限に生かし、戦略においても正しい判断ができた。今日のウエットコンディションは僕がレースで経験した中で最悪の部類に入るものだった。レースが中断される前は、視界はほぼゼロだった。リスタートした時にはコンディションはずいぶんよくなっていたけれど、インターミディエイトではマシンバランスに苦しんだ。そのために入賞圏内にとどまり、前のベルニュに追いつくことに集中した。

決勝=10位 ミハエル・シューマッハー
 グリッドを考えると今日手にしたのがわずか1ポイントだなんて本当にがっかりだ。ハードワークを続けてきてくれたチームのためにもっといい結果を出したかった。でもスタート直後に追突されて、マシンがスピンしてしまい、それが僕のレースを決定づけた。レース序盤は何も見えなかったから、コースアウトしないようひたすら心掛けて走った。レースを中断するというのは正しい判断だった。リスタート後、ペースはそれほど悪くなかったけれど、多くのチームがそうだったので、ポジションを上げることができなかった。今日はっきりしたのは、予選での速さを決勝でも発揮するためには、まだまだやるべき仕事が多いということだ。チームはすでに解決策を見つけるために必死に考えているはずだ。でも1戦で結果が出るようなことではなく、時間はある程度かかるだろう。時間は必要だ。それでも僕らが前進しているのは事実だ。そのことには確信を持って家に帰れるし、今後のレースで戦うのを楽しみにしている。

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