世界ラリークロス選手権第11戦はトルコのイスタンブールにある、F1グランプリコースを改装したインターシティ・イスタンブール・パークで10月12日、ファイナルが行われ、激戦の末にアンドレアス・バックラッド(フォード・フィエスタST)が今季2勝目をマークした。

 2位にはティミー・ハンセン(プジョー208)、3位にはトーマス・ヘイッキネン(フォルクスワーゲン・ポロ)が入り、ポディウムには3メーカーが揃った。バックラッドが優勝したことで、フォード・オルスベルグMSEは、チームズ選手権で首位のマルクルンド・モータースポーツにわずか4ポイント差の2位に浮上。プジョー・ハンセンも39ポイント差の3位につけており、チームズ選手権のタイトル確定は、来月アルゼンチンで行われる最終戦に持ち越されることになった。

 金曜日に23回目の誕生日を迎えたばかりのバックラッドは「最高の誕生日プレゼントになったよ!」と、アジアで開催された初の世界戦勝者としての喜びも見せた。「ここ数戦は苦戦が続いていたけど、今回はすべてが噛み合い、マシンの動きも完璧だった。ファイナルは信じられない展開だったね。ティミーと接戦になったけど、セミファイナルから猛プッシュをしていたし、何としても勝ちたかったからね」

 そのハンセンは、第2〜第4ヒートでトップタイムをマークした後、セミファイナルでもトップ通過し、ファイナルでもポールポジションからスタート。ファイナルの第1コーナーをトップでクリアしたドライバーに贈られる、モンスターエナジー・スーパーチャージ賞も獲得する活躍を見せていた。

「ファイナルでは勝てるペースも出せていたけど、わずかなミスでアンドレアスにチャンスを与えてしまった」とハンセン。「アンドレアスと接戦だったし、ジョーカーに入った後はトッピ、ヘニングともバトルになった。無線から聞こえてくるのは、プッシュしかないという声ばかり。勝利にはわずかに届かなかったけど、この週末の内容には満足だよ」

 このファイナルでは、ペター・ソルベルグとヘニング・ソルベルグ(いずれもシトロエンDS3)が兄弟揃って3列目からのスタートに臨んだが、ペターはエンジントラブルでリタイアとなった。一方のヘニングは、今季自己ベストの5位に入った。

 このトルコ戦には、P-G・アンダーソンがアウディS1クワトロで参戦したが、エンジン交換のため第1ヒートを走行することができず、セミファイナルへの進出を逃した。

 世界戦初シーズンも、次戦が最終戦。第12戦は11月28-29日、アルゼンチンのサンルイで開催される。

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