その2024年にWRC開幕戦モンテカルロにも大挙出場がアナウンスされた新規車種『トヨタGRヤリス・ラリー2』に関しても「ファンはERCイベントでもこのクルマが活躍する姿を見ることなるだろう」と明かす。

「イエス、それについてはとても良い話を聞いている。このクルマでERCに出場することを計画しているチームとドライバーが、今後数カ月以内に独自の発表を行うことを許可する予定だ」

「こうして新たに異なる世界的メーカーが、ERCの目玉カテゴリーであるラリー2に投資しているという事実は、レギュレーションに関するFIAのラリー部門と技術部門の功績であると言わざるを得ない。シトロエン、ヒョンデ、Mスポーツ、そしてシュコダらが、ERCでのさらなる成功を目指して、より努力を重ねることになると確信している」

「シトロエン、ヒョンデ、Mスポーツ、そしてシュコダらが、ERCでのさらなる成功を目指して、より努力を重ねることになると確信している」とキャンベル
「シトロエン、ヒョンデ、Mスポーツ、そしてシュコダらが、ERCでのさらなる成功を目指して、より努力を重ねることになると確信している」とキャンベル

 そんなドライバーやカスタマーチームごとに、結びつきの深いタイヤ銘柄を独自にチョイスする“マルチメイク”選手権でもあるERCだが、今季よりタイヤサプライヤーに向けたERCタイトルも新設されることになった。

「ルールでは、指名されたタイヤサプライヤーがERCに登録され、各ラリーの最終順位でそのタイヤを装着したラリー2車両のうち、上位に位置する2台がポイントを獲得できると定められている」と説明するキャンベル。

「この新しいタイトルには、ERCのタイヤパートナーであるハンコック、ミシュラン、ピレリ、そしてMRFの信じられないほどの取り組みが真に認められるものであり、規制の文言以上のものがある」

「彼らは全員、ドライバーとチームをサポートし、レギュレーションの範囲内でありながら持続可能性をしっかりと念頭に置いて継続的な開発を実行することで、ERCに積極的にコミットしている」

「タイヤサプライヤーのためのFIA ERC選手権タイトルは、我々WRCプロモーターからラリー委員会へ提案したことで生まれ、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)によって承認されたものだ。この新しいタイトルを具現化するべく多くの作業が行われており、そこで大きな成果が得られることを期待している」

今季よりタイヤサプライヤーに向けたERCタイトルも新設されることになった
今季よりタイヤサプライヤーに向けたERCタイトルも新設されることになった

■ERCヨーロッパ・ラリー選手権2024年カレンダー

ラウンド/開催日/開催地
Rd.1/4月12〜14日/V. Rally Hungary(ハンガリー/グラベル)
Rd.2/5月2〜4日/Rally Islas Canarias(スペイン/ターマック)
Rd.3/6月13〜15日/Royal Rally of Scandinavia(フィンランド/グラベル)
Rd.4/7月5〜7日/Rally Estonia(エストニア/グラベル)
Rd.5/7月26〜28日/Rally di Roma Capitale(イタリア/ターマック)
Rd.6/8月16〜18日/Barum Czech Rally Zlín(チェコ共和国/ターマック)
Rd.7/8月30日〜9月1日/Rali Ceredigion(イギリス/ターマック)
Rd.8/10月11〜13日/Rally Silesia(ポーランド/ターマック)

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