その初日から「全体として、新車のおかげで僕らにとってはかなり良い一日」との感触を語っていたヘイッキラは、昨季WRC3チャンピオンのローペ・コルホネンや、今季WRC2クラスに参戦するエストニア出身のゲオルグ・リンナマエら、この2024年より本格デリバリーが開始されたトヨタGRヤリス・ラリー2に乗るライバルたちや、シュコダのディフェンディングチャンピオンであるテーム・アスンマー(シュコダ・ファビアRSラリー2)らを抑え、クラス26台が出場したメインカテゴリーを制覇してみせた。

「気分はもう、2022年にフィンランド選手権でタイトルを獲得したときのようなものさ」と、土曜の夜にロヴァニエミのゴールランプで喜びを語った32歳。

「これは間違いなく僕たちにとって士気を高める結果だ。この『アークティック・ラップランド・ラリー』はフィンランドで最も名誉ある国家的イベントであり、ここで優勝できたことをうれしく思う」と、新コドライバーのクリスチャン・ティモネンとの初戦も飾ったヘイッキラ。

「僕のキャリアを通じても、今回の最終ステージほどアクション満載のSSをドライブしたことはめったにないと言わざるを得ないね。僕らはスノーバンクに何度もキスしてしまったが、それと同じくらいハードにプッシュした。でもその攻めが結果的に充分なリザルトに繋がったようだね。クリスチャンには本当に感謝しているし、こういう満足いく結果で僕らの関係を始めることができてとてもうれしいよ」

 そのヘイッキラは2月15日から18日まで地元で開催されるWRC第2戦『ラリー・スウェーデン』にもエントリーしており、シリーズの規約に従ってミシュランからピレリタイヤにスイッチして新型トヨタGRヤリス・ラリー2の習熟を進める。さらに4月12日から14日にかけては、オールグラベルへと一新されたERC開幕戦『ラリー・ハンガリー』よりチャンピオンシップを追うことになる。

ミッコ・ヘイッキラに加え、昨季WRC3チャンピオンのローペ・コルホネンや、今季WRC2クラスに参戦するエストニア出身のゲオルグ・リンナマエらも『トヨタGRヤリス・ラリー2』で参戦
「気分はもう、2022年にフィンランド選手権でタイトルを獲得したときのようなものさ」とミッコ・ヘイッキラ

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