更新日: 2017.04.10 16:09
WRC:ラトバラ、4戦連続入賞。豊田章男社長も現地に。「チームの皆と戦うことができた」
4月9日、フランス・コルシカ島で行われたWRC世界ラリー選手権第4戦フランス(ツール・ド・コルスのデイ3。TOYOTA GAZOO Racing WRTはエースドライバーのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4位を獲得し、開幕からの入賞記録を伸ばしている。
『1万コーナーのラリー』とも呼ばれるツール・ド・コルス最終日はSS9~10の2SSで争われた。
前日、総合4番手につけていたラトバラはSS9でステージ4位に入ったものの、直近のライバルであるクレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)に2秒差で交わされ、総合5番手に後退してしまう。
そして迎えた最終SS10、ボーナスポイントが獲得できるパワーステージとして行われた10.42kmのステージで、ラトバラは0.8秒差でステージ優勝。ボーナスポイント5点を獲得すると同時に、わずか0.1秒差で総合4位に返り咲いた。
チームメイトのユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)は、SS9のフィニッシュまで残り約5kmの地点でコースオフしてしまい、その後もコースへ復帰できず。競技をリタイアすることとなり、開幕から続く完走記録を伸ばすことができなった。
チーム代表のトミ・マキネンは「クルマは(ツール・ド・コルスの)3日間で大きく進化した」と大会を総括する。
「ヤリスWRCは初日から好調だったが、改善を施した土曜日以降はさらに良くなった。これはチーム一丸となった努力の賜物だ」
「今シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリーで、ヤリ-マティ(・ラトバラ)が表彰台まで、あと1歩の総合4位に入ったのは素晴らしいことだ。パワーステージでトップタイムを出したことについても賞賛したい」
「また、このラリーでの経験が少ないにも関わらず、ヤリ-マティに匹敵するペースで走行したユホ(・ハンニネン)は、自分自身を誇りに思っていいと思う」