「オリバーは非常に良い仕事をしていて、僕らは答えを出すことができなかった」と完敗を認めたERCチャンピオン。

「他のドライバーも速くなり、僕らのパッケージが少し制限されていたこともあり、予想よりも(結果が)悪かったのは残念だ。このラリーに向けて改善したが、今朝のようにグリップレベルが低いときはより苦戦し、戦うことが難しくなるね」

 そして、最終日午前でほぼ雌雄を決する状況へ持ち込んだオリバーは「昨日は満足できなかったが、今日はフィーリングが良く、路面にもクルマがより適していて自信が持てた」と、危なげない走りでスカンジナビア連覇を達成した。

「こうした路面ではクルマがかなりスライドするけど、今日のステージは広くて余裕があるからスピードは悪くなく、この結果には満足しなくちゃならないね」とオリバーは続けた。

「でも、今回のラリーもギャップは本当に小さい。昨日の僕にとって、ここのレベルはWRC2よりもはるかに高かったよ。タイムがとても接近していて、クレイジーで素晴らしかったね」

 最終的にSS15でのポップオフバルブの問題と、最後から2番目のステージでジャンクションをオーバーシュートする瞬間を経たヘイッキラが2位に入り、ひさびさの国際舞台で完走を果たし、「ステアリングラックに問題があったときはステージを楽しめなかったし、心拍数がかなり高かったが、とても楽しかった」と語ったペターは15位で競技を終えた。

「彼らは全員、このスポーツを将来素晴らしいものにできる特別な何かを持っている。週末を通してトップ争いは本当に激戦でとても良く、非常に接戦だった。印象的なチャンピオンシップだったと言わざるを得ないね」

 同じく、今回は事前準備不足から「たまには噛ませ犬役も悪くない」と語っていたクリストファーソンは、旧態のポロGTI R5を導き11位でラリーを終えている。

「こんなに長い休みの後に、ラリーに復帰するのは屈辱的な経験だった」と、コリンズクレストの直線区間でパンクしステアリングにも異常を抱えながら、全ステージの半分以上でトップ10のタイムを記録したクリストファーソン。

「信じられないほど速くて狭いステージだった。これまで多くのラリーに参加してきたが、今回のラリーはフィンランド・ラリーと並んで最速の部類だ。金曜ステージのいくつかは大きな衝撃で、僕らはふたりとも本当に準備ができていなかった! 実際『FIA認定のおむつ』が必要だったよ……」と、開幕勝者シモーネ・テンペスティーニ(シュコダ・ファビアRSラリー2)にわずか0.5秒差のトップ10圏外となったクリストファーソンは語った。

 続く2024年のERC第4戦は、同じく超高速フラットサーフェースを特徴とするグラベル戦『デルフィ・ラリー・エストニア』が7月5~8日に開催される。

ペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)も総合15位完走でERCポイントを獲得する
「実際『FIA認定のおむつ』が必要だったよ……」と、高速ステージを乗り切り11位のヨハン・クリストファーソン

「彼らは全員、このスポーツを将来素晴らしいものにできる特別な何かを持っている」と父に言わしめたオリバー・ソルベルグ

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで