三菱自動車が技術支援する『トライトン』がXCRスプリントカップ北海道『ARKラリー・カムイ』でクラス4位と5位で完走

 三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤隆雄、以下三菱自動車)が技術支援する圭rallyproject、及びFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESは、7月4~6日に北海道ニセコ町で開催されたXCRスプリントカップ北海道の第3戦『ARK ラリー・カムイ』にピックアップトラック『ミツビシ・トライトン』で参戦し、圭rallyprojectの竹岡圭選手がXC-2クラスで4位、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESの川畑真人選手が同5位で完走しました。

 XCRスプリントカップ北海道は北海道の山間部を舞台に、ピックアップトラックやSUVなど幅広いクラスの車両で競われるクロスカントリーラリーです。アマチュアからプロまで幅広いドライバーが参加できることから、ここ数年で参加台数が増え、注目度の高いラリーとなっています。さらに第3戦となるARKラリー・カムイは、日本自動車連盟(JAF)が主催する全日本ラリー選手権との併催となり、有力な選手やさまざまな車種が参戦し、レベルの高いラリーとなりました。

ミツビシ 2025年XCRスプリントカップ北海道第3戦ラリー・カムイ ラリーレポート
XC-2クラス5位となったFLEX翔 TOYOTIRESトライトン(川畑真人/中谷篤) 2025年XCRスプリントカップ北海道第3戦ラリー・カムイ

 ラリー・カムイは、2日間約400km(うちSSは11ステージ、総距離は約100km)で行われ、例年ハイスピードな展開になるニセコ町・蘭越町・倶知安町・真狩村の山々を走るSSに加え、今年は羊蹄山の東側に位置する京極町の林道ステージが設けられました。

 1日目はSS1~7を実施。木々の間の、狭く曲がりくねったコースを高速で駆るSSが多くありましたが、トライトンの取り回しの良さが光り、川畑選手は常に上位に位置する好走を見せ、クラス2番手で初日を終えました。竹岡選手はコースサイドにクルマ前方をヒットしてしまった影響で、SS7でタイヤをスローパンクチャーさせましたが、グラベル・舗装路面が混在するようなコースでも、トライトンの高い悪路走破性を活かし、クラス4番手と健闘しました。

 2日目はSS8~11を実施。中でもSS8/10『SUNFLOWER(16.01km)』は、今回初めて使用し、大会最長SSであることに加えて序盤はハイスピード、後半はツイスティなテクニカルコースへと性格が変わる難しいコースです。前日クラス2位の川畑選手は前のドライバーに猛追しましたが、途中コースアウトを喫してしまい、大きなタイムロスとなり、クラス5位となりました。竹岡選手も新コースで多くのドライバーが苦戦するなか、歴戦のラリー参戦で鍛え上げられた三菱自動車の4WDの走りを活かし、クラス4位のポジションを守り切り、ラリー・カムイを終えました。

 また同じくXC-2クラスに出場していた『エクリプス クロスPHEV』(浅井明幸/古川和樹)は、クラス2位と奮闘しました。

●圭rallyproject 竹岡圭選手コメント

「2日目は後半から車両トラブルがあり、2日間を通してパンクや車両トラブルなど問題が出てしまい、思ったようにタイムを延ばすことができず残念でしたが、無事に完走できたことで次に向けた課題を見出すことができたと思っています。人間もモモ//トンもしっかりと課題を解決し、次戦のラリー北海道に臨みたいと思います」

●FLEX SHOW AIKAWA Racing 川畑真人選手コメント

「ドライバーとしてクルマに合わせられるように試行錯誤しましたが、まだまだうまく順応できていない部分があり、今回はコースアウトを喫してしまいました。『トライトン』の仕上がりは昨年に比べ格段に良くなっていますが、実際にラリーで走ってみると、もっと良くしたいと思えるところがいろいろと見えてきています。チームと協力して課題をクリアして、ラリー北海道を迎えたいと思います」

●FLEX SHOW AIKAWA Racing 哀川翔総監督コメント

「川畑くんとしてもチームとしても悔しい思いはありますが、まずは完走できてよかったです。課題も見つかり、ラリー北海道に向けて川畑くんもチームもいい実戦を積めたと思います。応援ありがとうございました!」

ミツビシ 2025年XCRスプリントカップ北海道第3戦ラリー・カムイ ラリーレポート
竹岡圭(圭rallyproject) 2025年XCRスプリントカップ北海道第3戦ラリー・カムイ
ミツビシ 2025年XCRスプリントカップ北海道第3戦ラリー・カムイ ラリーレポート
川畑真人(FLEX SHOW AIKAWA Racing) 2025年XCRスプリントカップ北海道第3戦ラリー・カムイ

■XCRスプリントカップ北海道第3戦『ARK ラリー・カムイ』XC-2クラス成績

Pos.Driver&Co-DriverCarTime
1位番場彬/梅本まどかCUSCO YHジオランダー HILUX1h28’50
2位浅井明幸/古川和樹TY北海道三菱エクリプスクロスPHEV1h34’42
3位羽根田琴/星野杏CUSCO ダンロップ HILUXレボ1h36’53
4位竹岡圭/山田政樹圭rp×TOYOTIRE×三菱トライトン1h37’15
5位川畑真人/中谷篤FLEX翔 TOYOTIRESトライトン1h40’03
6位三浦昂/羽琉K-one TOYO ATランクル2501h42’37
7位橘礼太/渡邊雄矢ソーダF YHジオランダーHILUX1h45’45

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