また、パッドンは先週末、長年組んできたジョン・ケナードの負傷により、コドライバーをセバスチャン・マーシャルに替えて参戦した。

 今年58歳を迎えたケナードは当初、第7戦イタリアではコドライバーに復帰し、その後7月末の第9戦フィンランドを機に第一線を退く予定だった。しかし、ケナードが第5戦アルゼンティーナで股関節の持病を悪化させたため、このプランにも変更が加わる可能性が出ているという。

「当初はフィンランドまで一緒に戦うつもりだったけど、怪我によって一度プランが白紙になった」とパッドン。

「短期間でコドライバーを何度も変えるのは難しいんだ。(第6戦ポルトガルで組んだことで)僕とセブ(セバスチャン・マーシャル)は信頼関係を築き始めている」

「もちろん、ジョン(・ケナード)はチームの一員だから、全員が納得できる方法を見つけたい」

パッドンは第6戦ポルトガルでコドライバーを変更して臨んだ
パッドンは第6戦ポルトガルでコドライバーを変更して臨んだ

 また、第6戦ポルトガルでキャリア初のWRCステージ優勝を飾り、総合首位のポジションも経験したマーシャルは「すべてがうまくいった週末だった」と大会を振り返った。

「ヘイデン(・パッドン)は、まるで数年間タッグを組んで走ってきたようなフィーリングだと言っていた。これはいい傾向だし、どこまで成長できるか楽しみだよ」

 なお、チームマネージャーのアラン・ペナスは、コドライバーの件についてはパッドンとケナードに判断を一任していると述べている。

「この件については、長年コンビを組んできた彼らの思いも絡んでくる。だから、彼らふたりに決めてもらいたい」

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