「前回から3カ月ぶりのラリーでした。今回は何としても完走したかったのと、ペースノートのシステムを変えてからのラリーを成し遂げたい一心でした」と語るのは2位表彰台に上がった足立。

2位表彰台を獲得した足立さやか
2位表彰台を獲得した足立さやか

「SS2は今回のラリーで一番長く、クレストが多く道幅の狭いハイスピードのコース設定で、とてもノートが合わせづらいステージでした。それでも、次第にリズムを合わせることができるようになり、SS5、6ではとても気持ちよく読むことができました」

「タイムにもつながり、とても満足でした。次戦が最終戦になりますが、この感覚を忘れずに気を引き締めて取り組みたいと思います」

新井大輝も3位表彰台を獲得
新井大輝も3位表彰台を獲得

 また、3位を手にした新井は「今回は、前戦で得たペースノートの課題を解決すべくラリーに挑みました。残る課題もありますが、全体的にはかなり改善できたと思います。高速でクレストやジャンプの多いこの国のラリーは、これからのラリー人生に大きな影響を与えると感じています」とコメント。

 トラブルに苦しめられた勝田は「次戦スペインはターマックがメインになるので、頭を切り替え、また新しいチャレンジを楽しみたいです」と意気込みを語った。

 勝田と新井は10月6~8日に行われるWRC第11戦ラリー・デ・エスパーニャへの事前準備を兼ねて、9月23日に開催されるラリー・オウレンセに参戦。コドライバーの足立はニカラとともに、9月29~30日に行われるフィンランドラリー選手権第7戦レイクシティ・ラリーに挑む。

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