■シトロエン/シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/総合7位
「普段であれば総合7位はうれしい順位ではない。でも正直言って、今週末のエルフィン・エバンスは桁違いだった。ラリー全体を通して卓越したパフォーマンスを発揮していて、バトルは主に総合2位を争うものになっていたよ」
「僅差の上位争いから、僕たちは長いこと30秒程度しか離れていなかった。昨日小さなミスをしたとき、少し後退してしまったけど、それでも自分のラリーには満足している」
「週末の間、気分は良かったよ。ラリー全体を通して、難しい路面コンディションだったのに、いい感触を持てたのはひさしぶりだ」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/総合15位
「僕たちのラリーは金曜日に小さなミスをしたときに、多かれ少なかれ終わったようなものだったけれど、それでも週末をポジティブな気持ちで終わらせることができた」
「今日はまた速さが出せたし、間違いなく正しい方向へ向かっていると思う。今シーズン最後のラリーであるオーストラリア・ラウンドだけでなく、来年に向けての自信も得ることができた」
●カリッド-アル・カシミ(シトロエンC3 WRC)/総合22位
「この種の路面コンディションについて学び直す必要があり、今週末はとても厳しいものだった。他のドライバーたちのコメントを聞くと、今年のラリーは特に滑りやすかったそうだね」
「それに何箇所か先頭走者を務める必要があったから、余計に僕の仕事は難しくなったんだ。週末の間、懸命に仕事をしてくれたチームとエンジニアにお礼を言いたい。ここで集めたデータが今後の改善に役立つだろう」
■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合5位
「最後の(SS21の)パワーステージでは、あれ以上は無理と言えるくらい攻めた。本当に自分のすべてを出しきったと思う」
「今回は完璧とはいえないラリーだったが、それでもポイントを獲得し、何を改善すべきか理解できたよ。そして、これまで自分が乗ってきたラリーカーのなかで、ヤリスWRCこそが最高のクルマであるという考えに、変わりはない」
「テストと実際のコースではコンディションが異なり、それが今回苦戦した理由のひとつだ。今日のようなツルツルした路面ではクルマの向きを変えることが難しく、フラストレーションが溜まったね」
「それでも、コースサイドには多くの観客の姿があり、ラリーを楽しむことができた。ラリーGBはいつも1年でもっとも難しいイベントのひとつですが、ラリー・フィンランド以降のイベントでは2番目のホームラリーと思える1戦だ。いつもこのラリーを楽しんでいるよ」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合9位
「今回のラリーの最優先課題は最後まで走りきることだった。そして、このような難しいコンディションのコースで多くの経験を積むため、集中力を高めてラリーに臨んだ」
「今日は各SSを1回目に走行した時は良い走りができ、タイムも悪くなかった。しかし2回目に走った時は路面の状態が変わって非常に滑りやすく、なかなかグリップを得ることができず苦労したよ」
「結果は我々が望んだものではなかったけど、なかなか得難い経験をしたと思うし、今回学んだ多くのことは必ずや将来役に立つだろう。僕もチームも、つねに学んでいるんだ」