そのチーム体制は、市販車部門4連覇を3年ぶりのワン・ツー・フィニッシュで達成したパッケージをそのまま継続。1号車ドライバーには優勝請負人のクリスチャン・ラビエルを起用し、2号車はおなじみ社員ドライバーの三浦昂がステアリングを握る。
この2018年大会はイベント創設40周年の記念大会となっており、主催者のASO(アモリ・スポーツ・オーガニゼーション)が「それにふさわしいドラマ性、競技性の高いルートを設定した」とするとおり、1月6日にペルーのリマをスタートした一団は、序盤から大会最大の難所でありハイライトでもある、美しく苛酷な砂丘群を抜けるルートに挑戦。
その後はボリビアに渡り首都ラパスで休息日を挟んだのち、標高4000m級の高地戦が展開。クルマにも人にも苛酷なステージを経て、終盤はアルゼンチンに入り気温40度越えの砂丘ステージ群と、前回大会で多くの競技者がミスコースに苦しんだサン・フアン周辺の干上がった河川跡を行くステージなど、世界最高峰のラリーレイド・イベントにふさわしいルートが予定されている。
今大会からSS競技区間が5000km以上に拡大され、さらに7ステージでは未開の地域が新ステージとして設定されることと合わせて、近年にないサバイバル戦となることが予想されている。

