■シトロエン/シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/総合7位
「今日は2018年シーズンに向けた準備が目的だった。その点から言うと、雨が降ってきたのでとても実りが多かった。改善の余地が多くあるコンディションのもとで作業ができたからね」
「(リザルト面で)なにも得られないのにプッシュしていくのは僕にとって簡単なことではなかったけど、午前中に僕たちが学んだことは、間違いなく将来の役に立つよ」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/リタイア

「大きなクラッシュになってしまった。こんなことは長いこと経験してこなかったよ。幸い、C3 WRCは壊れにくいマシンで安全対策もしっかりと機能してくれた」
「総合4位でフィニッシュできるのか確かではなかったし、僕たちより路面のコンディションが多少良かった(ヘイデン・)パッドンに反撃するにはプッシュする必要があることは分かっていた。ただ、戦わずにまた5位を手にしてシーズンを終えることだけはしたくなかったんだ」
●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)/リタイア

「シーズンを締めくくるのに最高のやり方ではないね。最初のステージ(SS17)の長い右コーナーでミスしてしまったんだ。コンディションは酷いものだった。水たまりが多く、そのせいで氷のように滑りやすい場所があった。滑りやすいぬかるみに足を取られたんだ」
「マシンはアンダーステアになって、少し大回りし、大きな木の切り株にぶつかってしまった。残念だし、チームのみんなにも申し訳なく思う」
■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/リタイア
「もちろん、このような形でシーズンを終えたくはなかったが、これもまたラリーというスポーツだ。今は前向きな気持ちになれなくても、すべての経験から学べることはあり、決して無意味ではないと思う」
「パワーステージ(SS21)ではチャンスを求めて全力でアタックしたが、全開で走ればこのようなことも起こり得る。リタイアする前まではいい戦いができていたし、今朝も序盤は1位との差を縮めることができた」
「しかし、結果を残すことができずチームに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだよ。今年、チームは自分の予想を大きく超える素晴らしい体制を整えてくれた。心から感謝している」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合6位

「大変な1日だった。午前中、突然大雨が降りあちらこちらに水溜まりができた。昨日に引き続き今日も1番最初にSSをスタートしたけど、水溜まりでクルマはまるで船のように動き、まったくコントロールが効かない状態だったよ」
「それでも、何とか最後まで走りきることができてほっとしている。そして、昨日我慢してソフトタイヤを今日のために数本とっておいたこともあり、それにも助けられていい走りができたと思う」
「今回の収穫は、このラリーでの経験を充分に積み、どのようにドライブしたら良いのか分かったこと。シーズンを振り返るとスピード自体は充分にあったと思うけど、ややアップダウンが大きく、それが自分の課題であると理解している。来シーズンの開幕を心待ちにしているよ」
