世界ラリー選手権(WRC)第7戦ポーランドは1日、SS2〜SS10が行われ、DMACKワールドラリーチームのオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が総合首位につけた。

 WRC最上位クラスで唯一、DMACKタイヤを装着しているタナクは、この日オープニングのSS2でステージ2位を獲得。トップを0.2秒上回り、今シーズン初めて総合首位に立った。

WRC第7戦ポーランド アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
WRC第7戦ポーランド アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)

 しかし、続くSS3では暫定総合2番手につけていたアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)に逆転されたほか、SS5ではヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)にも交わされ、総合3番手まで後退してしまう。

 ここでタナクは車重を軽くするべく、午後の走行でスペアタイヤをライバルより少なくする戦略をとる。この結果、SS6~8の3SS連続でステージ優勝を果たす快走をみせ、再びトップの座を奪い返した。

WRC第7戦ポーランド ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)
WRC第7戦ポーランド ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)

しかし、総合2番手ミケルセンは4.2秒差、総合3番手のパッドンは10.2秒差で続いており、優勝争いは接戦となっている。

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