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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2016.08.02 12:52
更新日: 2016.08.02 13:19

勝田&新井の若武者WRC初挑戦は完走&リタイア「精神的には厳しかった」

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ラリー/WRC | 勝田&新井の若武者WRC初挑戦は完走&リタイア「精神的には厳しかった」

 新井はデイ3のSS16でクラス6番手タイムを記録するなどリズムをつかみ始めていたが、最終日デイ4のSS22でワイドになり、アウト側の立ち木にリヤをヒット。2ステージを残してリタイアという惜しい結果となった。一方、完走狙いに徹して充分なマージンを取った走りを続けた勝田は、途中葛藤の表情を見せながらも、ミッションを完遂しポディウムに到達した。

新井/マクニール組はペースノート作成が上手くいかずリタイヤ
新井/マクニール組はペースノート作成が上手くいかずリタイヤ

「新井のリタイアは非常に残念だったが、2人とも十分な競技距離を走行し、世界レベルのラリーがどんなものかを理解することができたはずだ。この経験をもとに、また新たな一歩が踏み出せると考えている」と話すのは、このプログラムのインストラクティングを務めるヨウニ・アンプヤ。

 勝田は「まずは目標だった完走ができてうれしいです。途中パンクやパワステのトラブルもありましたが、そういう経験もしながらフィンランドという特殊で難しいラリーを最後まで走りきれたことは自信につながりました。長い4日間のラリーは精神的に厳しかったですが、常にコミュニケーションを取り、僕をコントロールしてくれたダニエルにとても感謝しています」と語れば、リタイヤに終わった新井は「今回は残り2本というところでリタイアに終わってしまい、とても悔しいです。 今回のミスをひと言で表すのは難しいのですが、自分のペースノートに迷いがあったことが一番の原因だと思っています。次戦までに課題を明らかにして、集中して取り組んでいきます」と、この特殊な”3次元的”理解が求められるラリーでのペースノート作成の難しさを語った。

 勝田、新井は次戦、8月19-20日に行われるフィンランド国内選手権第5戦に参戦する予定となっている。

R5での3戦目となる次戦以降、さらなる習熟に期待がかかる
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