■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「完全に新しいWRCイベントに向けた準備は数年ぶりだ。新たにペースノートを作ったり、コースの特徴に対する知識が充分ではなかったり、同じステージを2度目に走る時に路面がどう変化するのかなど、未知なることばかりだ」
「私は2008年にアンタルヤ周辺で開催されたWRCトルコ大会に初めて出場したけど、非常に暑く、ロングステージはとてもハードで、タイヤに厳しいラリーだった」
「今回もそれと似たようなラリーになるのではと予想しているし、かつてWRCが開催されていたアクロポリス・ラリーにも似ているのではないかと思っている」
「事前テストはうまくいき、特にサスペンションに関して進化があったから、クルマにはとても満足している」
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
「最近2戦のいい結果にはもちろん満足しているけど、それでも依然1戦、1戦が勝負だよ。ラリー・トルコに対するノウハウはあまりないから、どのようなラリーになるのか予想できない」
「荒れた路面での戦いになるだろうと言われているけど、実際どうなのかはレッキをすれば分かるだろう。ただし、気温がかなり上がるのは間違いないと思う」
「ポルトガル南部での事前テストはトルコに向けていい準備になったし、戦うために必要なことはすべてやったと思う。現時点でできることはあまりなく、後は自分達で実際にステージを確認するだけだ」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
「トルコは予想外のラリーになると予想している。路面は荒れていて、滑りやすいルーズグラベルが多く、タイヤマネージメントが鍵を握るだろうというのが、我々が得ている情報だよ。だから、午後の距離が長い再走ステージが重要になるだろう」
「事前テストでは、気温が35度程度の荒れた路面を走るとタイヤの摩耗がかなり進むことが分かった。とはいえ、全体的にテストは非常にうまくいき、いいセッティングを見つけることができた」
「何か新しいことを学ぶチャンスだと思うから、チャレンジを楽しみにしている。今のところ、早い出走順でルーズグラベルで覆われた路面を走るのが私はあまり得意ではないから、それを改善したいと思っているよ」