また、チーム代表のトミ・マキネンは「今日のような展開は、しばらくWRCではなかったと思う」と今戦の特殊性を強調した。
 
「とにかく色々なことが起こり、すべてのドライバーとクルマが困難な状況に見舞われている。また、高い気温と荒れた路面により、タイヤの摩耗に関してもかなり厳しい1日だったといえるだろう」

「もはや“サバイバルラリー”だと言えるが、我々は非常に良い位置につけている。ラトバラとタナクはここまでのところ難局をうまく切り抜けているね」

 SS10でスタック、ラリーへの復帰が叶わずデイリタイアとなったラッピについては「ペースノートの情報がやや楽観的過ぎたのでしょうか、ほんの小さなミスでリタイアとなってしまった」とマキネン。
 
「まったく新しいラリーのステージでは、このようなことが起こり得るんだ。明日は、最後までうまくいくように願っているよ」と続けたが、チームはその後ラッピ車の修復が難しいと判断。ラリー2規定での再出走を諦め、デイ3をもって今イベントからリタイアすることとなっている。

 ラリー最終日の16日は日中のサービスを挟まずにSS14~17の4SSが行なわれる。SSの合計距離は34.98kmで、最終SS17はステージタイム上位5台にボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”に設定されている。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

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