■Mスポーツ・フォード
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/総合4位
「こんなにわずかかな差で(表彰台を)逃したのは本当に残念だ。ふり返ってみると、最初のSS(SS16)はまずまずだったけど、パワーステージ(のSS19)では、どちらの中継地点でも(アンドレアス・ミケルセンに)かなりリードを許してしまった」
「非常にラフなコンディションで、ミスしやすい状況だったけど、うまくレコードラインに乗ることができれば大きくタイムを削ることができた。(SS19で)プッシュしなかったわけではないが、間違いなくヘアピンで慎重になり過ぎた。それでタイムロスしてしまった」
「いまは複雑な心境だけど結果は悪くないし、ドライバーズランキングでのポジションも固めることができている」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/総合2位
「今週末のパフォーマンスには大満足だ。(競技2日目の)金曜日はいくつか最速タイムを打ち出して十分なスピードがあった。その後も極めて一貫性があって、特に土曜日はどのステージでも2位か3位のスピードを発揮できた」
「最終日より一層難しい1日だったよ。計画はマシンを無事フィニッシュへ持ち帰ることだったけど、このクルマはスローペースで走ることが好きではないみたいで、うまく走らせるにはペースを上げるしかなかった」
「リズムを見極めるのが本当に難しかったけど、僕たちはやり遂げた。今年最初の表彰台を獲得できてうれしいよ」
「ヤルモ(レーティネン/コドライバー)とのパートナーシップもうまくいった。新しい声に耳を慣らすのは、もっとチャレンジングなことだと思っていたんだ。でも、ヤルモの声はまさに子供のころテレビでラリーを観ていたときに聞いていた声だった。だから、週末はいい思い出がよみがえって、笑顔で過ごすことができたよ」
■シトロエン・レーシング
●セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)/総合41位
「モータースポーツにおいては時に物事が思いどおりにすすまない週末があるものだ。そして今週末はまさにそうした週末のひとつだった。今回のことは忘れて、この先のことに集中するよ」
「出走順が1番目だったから、現実的に期待できる最高の結果は、総合5位あたりでフィニッシュすることだった。そして僕のミスでポイントを失ってしまった。それでもチャンピオンシップにおいては、首位にとても近いところにいる。僕は他のドライバーの、特にオット(タナク)の不運を喜ぶタイプの人間ではないけどね」
「これから休暇に入り、エナジーを充電することにするよ。(第9戦の舞台である)フィンランドに戻ったら、より上の結果を出せるように努力するつもりだ」
●エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)/総合7位
「間違いなく期待していた結果とは言えない。序盤で起きた問題は長く尾を引きずり、週末の結果を左右することになった。出走順のせいで、僕たちの本当のレベルのパフォーマンスを発揮することができなかった。ああいったコンディションのステージで、差を縮めるのはほとんど不可能だった。僕たちより後を走るマシンはグリップが上がっていたからね」
「土曜午前のタイヤ戦略を間違えたことも悪影響だった。それでも少なくともフィニッシュまでやり遂げた。母国ラウンドであるフィンランドでは万全の態勢になれるように、これから作業に戻るよ」