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投稿日: 2019.07.25 16:29

ERC第5戦:2度のタイトル獲得経験者、イタリアの大ベテラン・バッソが6年ぶり勝利


ラリー/WRC | ERC第5戦:2度のタイトル獲得経験者、イタリアの大ベテラン・バッソが6年ぶり勝利

 WRC世界ラリー選手権への登竜門であると同時に、欧州格式選手権として高いコンペティションレベルを維持するERCヨーロッパ・ラリー選手権の2019年第5戦ラリー・ディ・ローマ・キャピタルが7月19~21日に開催され、ERCで2度のタイトル獲得経験を持つ地元の実力者、ジャンドメニコ・バッソ(シュコダ・ファビアR5)が6年ぶりのERC勝利を飾った。

 首都ローマを舞台に争われるラリー・デ・ローマ・キャピタルも、2017年にERCカレンダー入りして以来、今回が3度目の開催に。イタリア選手権併催の同イベントでは、土曜からのターマック・ステージを舞台とした勝負を前に、金曜午後に市街中心部の歴史的建造物群を巡る恒例のパレードツアーが催され、R5カーがヴェネツィア広場やコロッセオなどをバックに翌日からのバトルを何千人もの大観衆にアピールした。

 迎えた土曜最初の競技区間となる19.46kmのSS1では、まずERC組のニコライ・グリアシン(シュコダ・ファビアR5)がトップタイムをマークして早々にラリーリーダーにおどり出る。

 しかし昨季のERC1王者獲得プライズの一環として、スポーツ・レーシング・テクノロジーズのファビアR5をドライブしたロシア人の若手有望株は、続くSS2のフィニッシュ目前にして、複数のコーナーでブレーキロックアップからワイドランを喫し、最終的に立木にクラッシュ。クルーは無事ながら、ダメージがロールケージにまで及んでいたため、日曜再出走も断念する事態となった。

 代わってこのステージから首位に立ったのがイタリア選手権ドライバーのアンドレア・クルニョラ(シュコダ・ファビアR5)で、SS2、SS3と連続ベストをマーク。しかしSS4で無念のパンクを喫しこのステージ最速を同国の大ベテラン・バッソに譲ると、2006年と2009年のERC王者がその実力を遺憾なく発揮し、レグ1の6ステージを終えて首位でサービスへと戻って来た。

「すべてが順調にいったね。マシンの感触には満足しているし、とてもハッピーな初日になったよ。今晩のサービスでさらに万全のメンテをして、明日に備えるだけだ」と、ローランSRLのシュコダに乗るバッソ。

 この初日を順調に過ごしたバッソ以外、ライバルたちは軒並みトラブルに見舞われる1日となり、バッソのイタリア選手権での競合であり2008年の同選手権、そして同年と2010、2011のERCチャンピオンでもあるルカ・ロセッティ(シトロエンC3 R5/FPF Sport SRL)は、右コーナーイン側の縁石をカットしリム破損によりクラッシュ。総合3位から脱落する波乱に見舞われた。

市街中心部の歴史的建造物群を前に、警察先導で15組に分かれて行われた金曜のパレードラン
SS1最速のニコライ・グリアシンは、続くステージで立木にクラッシュ。プライズでの機会を活かせず終わる
トップタイムはSS4での一度きりながら、安定した走りで首位を堅持したジャンドメニコ・バッソ
今季はシトロエンC3 R5をドライブするエマ・ファルコンは、クラッチトラブルを抱えながらも12位完走


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