「前戦ラリー・トルコは我々にとって厳しい結果となったが、シーズン終盤の3戦に関しては、いずれも昨年強さを示すことができたラリーだから、自信がある」とチーム代表のトミ・マキネン。

「ヤリスWRCで初めて出場した2017年のラリーGBでは苦戦を強いられたが、そこから多くを学び改善に努めた結果、昨年は非常に力強く戦うことができた」

「ラリーGBのステージは高速かつスムーズだから、我々のクルマには合っている。路面は滑りやすく難易度の高いラリーではあるが、我々のドライバーはいいフィーリングを感じているようだし、挑戦を楽しみにしているはずだ」

 17ポイントリードでドライバーズランキングトップにつけるオット・タナクは「ドライバーズ選手権のリードは縮まったが、残る3戦はいずれも昨年我々が速かったラリーだ。ウェールズから始まる戦いで、自分たちの仕事をやり遂げなくては」と述べている。

 2019年で通算18回目のラリーGB出場となるヤリ-マティ・ラトバラは「このラリーでもっとも難しいのは、何よりも天候変化への対応。長年に渡って出場してきたが、雪、ひょう、強風、そしてあらゆる角度から降る雨など、あらゆる気象を経験した」とコメント。

 そして、イギリス出身のクリス・ミークは「自分にとってラリーGBは、限りなくホームイベントに近い1戦だ」としている。

「自分にとって雨と泥は、ラリーという大好きな競技の重要な部分を占めている。例え路面が非常に滑りやすい状態になったとしても、ヤリスWRCはそのようなコンディションで非常に高い競争力を発揮する」

「クルマはとても速くトップリザルトを手にすることも可能だと思うから、前向きな気持ちでこのラリーに臨むよ」

 なお、2019年のラリーGBでは下位クラスにも、ヘイデン・パッドン(フォード・フィエスタR5)やペターとオリバーのソルベルグ親子(フォルクスワーゲン・ポロR5)、トミ・マキネン・レーシングの勝田貴元(フォード・フィエスタR5)など注目選手が多数出場を予定している。

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