400kW(約544馬力)を発生するこの電動オフローダーは、2021年初年度シーズンで世界中の気候変動、環境問題に直面するあらゆる舞台でレースを戦うことになっている。そのエクストリームEシリーズは、先のグリーンランドに続いて、2番目の舞台に熱帯雨林のアマゾンを選出。選手権ファウンダー兼CEOを務めるアガグは、ブラジル北部パラ州に位置するサンタレンの街を訪問し、アマゾン川流域でのイベント開催をアナウンスした。

「このアマゾン川とタパホス川の合流点に位置し、アマゾン流域最大の都市マナウスとベレンからもほど近いエリアで、シーズン1のエクストリームEが開催されることを喜ばしく思っている」と挨拶したアガグ。

「この新選手権は、地球とそのユニークなエコシステムが直面している問題にスポットライトを当てるためのツールとして活用することを目指している。現在でも、多くの問題がこの熱帯雨林の長期的な健康に影響を及ぼしていて、森林伐採と山火事は現段階で最も差し迫った話題だ」

「私はちょうどひと月ほど前にこの地を訪れたが、その時は見事な原生林を目にすることができた。しかし発表の日を迎えた今日、その森林の姿は見る影もなく、火災の影響を身をもって体感することになった」

「我々はレースを、このパラ州サンタレンの地域一帯で開催する。このエリアもすでに森林延焼が進んでおり、原生林は深刻なダメージを受けている。我々の目標は献身的な消火作業を続けるプロの災害対策チームだけでなく、本格的なオフロード車両や専門機器、訓練を経験したことのない現地住民にも情報や機材を提供し、土地を保護するためのサポートを行うことだ」

「アマゾンの課題に精通する専門家の助力を得て、この電動モビリティが地域の継続的な環境保護の取り組みを支援するものだとの意識を高めたい。同時に、競技エリア同等の面積に毎年、植林を行っていく。こうしたレガシー・プロジェクトこそ、シリーズの存在意義そのものでもあるんだ」

ブラジル北部パラ州に位置するサンタレンの街を訪問し、アマゾン川流域でのイベント開催をアナウンスしたアレハンドロ・アガグ(中央)
「地球とそのユニークなエコシステムが直面している問題にスポットライトを当てるためのツールとして活用することを目指している」と、改めてビジョンを語ったアガグCEO
競技エリア同等の面積に毎年植林を行うなど、イベント開催と並行したレガシー・プロジェクトも目玉に

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