「MRFタイヤ、BRCレーシングチーム、ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングにとって素晴らしい1年になるだろう。開幕戦のアゾレス・ラリーからプログラムを開始するときを、今から楽しみにしている」

 国際ラリーの舞台で存在感を増しつつあるチームMRFタイヤは、FIA APRCアジア-パシフィック・ラリー選手権(通称アジパシ)で9度のタイトルを獲得。そのうち3回を、地元インドのトップドライバーであるガウラブ・ギルとともに達成している。

 そのギルとともに2018年からWRCでのプログラムを開始したチームMRFタイヤは、同年4戦にエントリー。続く2019年にはブリーンとともに元WRCワークスドライバーであるミッコ・ヒルボネンを招集し、次世代MRFタイヤを開発するための本格テストプログラムに乗り出していた。

 MRFタイヤの副会長兼マネージングディレクターのアルン・マーメンは、この2020年に向け「クレイグ・ブリーン、ポール・ネイグル、BRCレーシングチーム、そしてヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングなど各分野の優れた専門家と仕事をすることは、大きな特権だ」と期待を寄せる。

「MRFタイヤは長らくモータースポーツ活動に力を入れ、インドとアジア太平洋地域でのラリーにおいて誇りある歴史を築いてきた。 APRCで9つのタイトルを得て次のステップに進み、インドのモータースポーツ文化をヨーロッパ・ラリー選手権に持ち込むのにふさわしい時が来たと感じている」

「欧州のライバルたちと競い合うことがどれほど困難なチャレンジかは理解しているつもりだが、シリーズに長期的に関わっていくことを約束するとともに、そこで学び、進化することを目指している。つまり、我々MRFタイヤはインドでNo.1のタイヤメーカーであり、インドのモータースポーツ文化のパイオニアでもあるのだ」

ヒュンダイi20 R5登場初年度から、トップカスタマーとしてマシンを走らせてきたBRCレーシング
「ヨーロッパ・ラリー選手権で本格的な開発プログラムを進められることを楽しみにしている」と抱負を語ったブリーン

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