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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.12.03 18:22
更新日: 2020.12.03 18:26

エクストリームE:ロズベルグ率いるRXR、WorldRX3冠王者の起用を発表。サインツも参戦へ

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ラリー/WRC | エクストリームE:ロズベルグ率いるRXR、WorldRX3冠王者の起用を発表。サインツも参戦へ

 一方、まだWorldRX王者とペアを組む女性ドライバーを発表していないRXRとは対照的に、スペインの電動化企業QEVテクノロジーズは新たなエントリー名を『アクシオナ|サインツXEチーム』とし、クロスカントリーラリーを知り尽くした2名の実力者起用を発表した。

 1990年、1992年と2度にわたり、トヨタ・セリカGT-FOURでWRC世界ラリー選手権チャンピオンに輝いたサインツは、ラリーレイド転向後も2010年、2018年、そして2020年と3度も砂漠の王者に輝いている。

 そしてサインツの同郷サンズは、ワールド・トライアル・チャンピオンシップで13度、エンデューロでも5度の世界王者を獲得し、2011年から2020年までに10回のダカールラリー参戦で幾度も女性最上位を記録。2015年には総合9位でフィニッシュし、女性ライダーとして史上最高のリザルトを残した。

「まずはアクシオナの自信に感謝を述べたい。素晴らしいサポートを提供してくれた(シリーズCEOの)アレハンドロ・アガグ、そしてもちろん我々の技術パートナーであるQEVテクノロジーズも同様だ。ライアをチームメイトに迎え、スペインチームがF1王者やラリークロス王者を相手にトップで戦う要素はすべて揃ったと思う」と、自信を覗かせた“エル・マタドール”サインツ。

「これは間違いなくモータースポーツの新たな種類の競走であり、100%電動のレイド車両だけでなく、フォーマットのおかげもある。男女平等があり等しく双方のパフォーマンスが重要になり、ともに勝敗を左右するチャンピオンシップはとても独創的で包括的だ。私のようなベテランにも、まだ未知の領域が残っていたよ!」

 その帝王とペアを組むサンズも「これは私にとって間違いなく重要なステップで、かつてないやる気と興奮に満ち溢れている」と、シリーズへの意欲を語った。

「かねてから4輪への興味は持っていたし、カルロスと組めるなんて最高のプレゼントよ。尊敬すべき最高のチームメイトから多くを学び、期待に応え、チームを助けるため迅速に適応したい。男女で構成されるチームや、持続可能性への配慮と概念は、この先もあらゆる場面でますます進行すると思うわ」

 新生エクストリームE最初のシーズンは、2021年3月20~21日にサウジアラビアで開幕し、気候変動の影響が色濃い世界5カ国の地域で争われる。

FIA RX2eなど電動モータースポーツの分野で存在感を示すQEV Technologiesが、オール・スペインの体制で挑む
わずかなTCR車両の経験を持つものの、ライア・サンズにとってはこれが本格的な4輪競技初挑戦となる


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