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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.05.24 12:15
更新日: 2021.05.24 13:41

トヨタ、WRCポルトガルでエバンスが今季初優勝。オジエが3位となり1-3フィニッシュ達成

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ラリー/WRC | トヨタ、WRCポルトガルでエバンスが今季初優勝。オジエが3位となり1-3フィニッシュ達成

 デイ2でマシントラブルに見舞われデイリタイアを喫したロバンペラは最終日に再出走を果たし、全ステージを走破することで経験を積んだ。また、パワーステージでは4番手タイムを記録し、ボーナスポイント2点を獲得している。

 競技2日目に王者オジエと激しく順位を争った勝田は、安定性を重視した走りで最終日のステージを走破。これまでの自己最高位6位を更新する総合4位でフィニッシュしてみせ、開幕から4戦連続で選手権ポイントを獲得した。

「この結果には本当に満足している」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表だ。

「ラリーの最初の段階では、表彰台の一番高いところでフィニッシュできるとは思えなかった。しかしラリーで勝つためには最後のステージまで、すべてのコーナーをクリアしなければならず、最終的に我々は勝つことができたのですから、とても素晴らしい気分だよ」

「この週末、エルフィン(・エバンス)はもっとも安定したドライバーだったし、パフォーマンスも高いレベルにあった。また、チームも本当に良い仕事をしてくれて、多くのポジティブな収穫があった」

「セブ(セバスチャン・オジエ)は3位を獲得してチャンピオンシップに多くのポイントを追加し、(勝田)貴元も過去最高となる総合4位を獲得した。カッレ(・ロバンペラ)にとっては残念なラリーになってしまったが、きっと彼はモチベーションをさらに高め、強くなって戻ってくることだろう」

 トヨタが挑むWRCの次戦第5戦は、6月3~6日にかけてイタリア、サルディニア島で行われる『ラリー・イタリア・サルディニア』だ。今戦に続きグラベル(未舗装路)で争われるこのラリーは、全体的にハイスピードでありながらステージの道幅は狭く、道のすぐ脇まで木々が迫るスリリングな戦いが繰り広げられる。

 路面については目の細い砂状のグラベルに覆われているものの、ラリーカーが走行すると砂の下から岩盤や石が現れ、深い轍も刻まれるなどコンディションの変化が大きい1戦となる。また、気温が上昇することも多く、ドライバーとクルマにとって非常にタフなラリーと言える。

TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表
TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第4戦ポルトガル
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第4戦ポルトガル
自己最高位の4位でフィニッシュした勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第4戦ポルトガル
自己最高位の4位でフィニッシュした勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第4戦ポルトガル
優勝したエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタ・ヤリスWRC)  2021年WRC第4戦ポルトガル
優勝したエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタ・ヤリスWRC)  2021年WRC第4戦ポルトガル


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