その眞貝はイベント後、「私自身にとって4WD車両での初グラベルラリーでしたが、いきなりSS1で大きなミスをし、狭い林道をハイパワー4WD車両で走ることの難しさを痛感することからのスタートとなりました」とコメント。

「何とかコースに復帰した後は、セクションごとにチームの皆さんと相談しながらさまざまな変更をクルマに加え、『SS1と最終SSでは、まったく別物』と思えるほど、クルマやドライビングに多くの気付きや発見を得ながらすべてのSSを走行することができました」

「また、コンマ差の争いを繰り広げる勝田選手とライバル選手たちのラリーの進め方を間近で見ることで、改めてJN1クラスの選手やチームの皆さんへの尊敬の念が高まりました」

 チームを指揮する豊岡悟志チーム監督は、1年目での勝利がドライバーとチーム、そして開発スタッフの「努力があってこそ」と述べた。

「やりました! 勝利をもたらしてくれた勝田選手と木村選手、4位で完走した眞貝選手と安藤選手に感謝しています」と語った豊岡監督。

「GRヤリスGR4ラリーが、これほど早い段階で優勝争いができるようになったのは、選手とチーム、開発に携わるスタッフの努力があったからこそ。それが、今回の勝利で報われました」

「ただ、ラリーは走れば走るほど課題が見つかります。この結果に安堵せず、今後も改善と進化を続けます。また、今大会は久々に有観客での開催でしたが、応援してくれる方がいることはチームにとって大きな励みとなりました」

「手に汗握る闘いができるのもライバルあってこそです。表彰台で祝福してくれたSUBARUの新井選手、鎌田選手にも心から感謝します。今後も良きライバルとして、クルマ好きの同志として闘っていけたらと思います」

 開幕戦嬬恋の中止と第4戦久万高原の延期にともない、実質5戦目にして早くも初勝利を飾ったTOYOTA GAZOO Racing。彼らが次に挑むのは8月20~22日に秋田県横手市を中心に開催される全日本ラリー第8戦『横手ラリー2021』だ。

チーム一丸となって獲得したGRヤリスの勝利を喜ぶTOYOTA GAZOO Racingメンバー
チーム一丸となって獲得したGRヤリスの勝利を喜ぶTOYOTA GAZOO Racingメンバー

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