チームメイトのエバンスは、「基本的にトヨタ・ヤリスWRCはハイスピードなセクションではとても速いが、昨年のエストニアでは100%の仕上がりではない部分もあった」と述べ、「ラリー前のテストでは可能な限りクルマを改善し、できる限りの準備を行った」と続けた。
速さを見せながらも第3戦以降、トラブルやアクシデントに見舞われ続けているロバンペラは高速ラリーを得意としている。
「エストニアのような高速ラリーは以前から好きだよ」と20歳のロバンペラ。
「バルト諸国のラリーには何度も出場経験があるが、フィンランドと同じように高速で流れるような道が多く、自分にとても合っていると思う。また、ヤリスWRCもそういった道が得意なんだ」
就任1年目のシーズンから好結果を残しているヤリ-マティ・ラトバラ代表は、「ここまでのところ、我々は非常に好調だが、シーズン後半戦も同じように好調を維持しなくてはならない」と気を引き締める。
「ラリー・エストニアは、ケニアとは大きく異なるチャレンジであり、今回はスピード勝負だ。勝つのは簡単ではないが、今回も上位を狙えると期待しているよ」
「エストニアに向けたテストでは、昨年あまり相性が良くなかった道幅が狭くテクニカルな道でのパフォーマンス向上に集中して取り組んだ。それについては改善がなされたと思う」
「我々のドライバーたちは、全員が良い結果を得るべくハングリーな気持ちでエストニアに臨むことだろう」