ニューレコードホルダーとなったロバンペラと一時、初優勝を争ったブリーンも競技2日目からの順位を守ってフィニッシュし、2年連続でラリー・エストニアの2位表彰台を獲得した。
デイ2から続いたティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)とセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)による3番手争いは前者に軍配。デイ3の午後以降、徐々にギャップを広げたヌービルは、デイ4のSS19から3ステージ連続を含む計4本のSSでベストタイムをマークした。
その内のひとつとなったSS13でタイムコントロールへの延着による10秒ペナルティを受け7冠王者との差が実質10.7秒に縮小したものの、最終パワーステージで僚友タナクに次ぐ2番手タイムを記録し、逃げ切りに成功している。
選手権リーダーのオジエは総合4位でラリーを終え、着実にポイントを加算。パワーステージのボーナスポイントでも、ステージ3番手に与えられる3ポイントを持ち帰った。また、同ステージ4番手となったエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)は総合5位でフィニッシュした。
総合6位はMスポーツのテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)。7位手にはヒュンダイ・2Cコンペティションのピエール・ルイ・ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)が入り、今季初ポイントを獲得している。
ニューウイナーが誕生したラリー・エストニアが閉幕した2021年シーズンのWRC、次戦第8戦ベルギーは8月13~15日に開催される予定だ。





