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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.11.01 17:50
更新日: 2021.11.02 00:22

スバル 2021全日本ラリー第4戦久万高原 ラリーレポート

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ラリー/WRC | スバル 2021全日本ラリー第4戦久万高原 ラリーレポート

2021.10.30 - 全日本ラリー選手権第4戦 久万高原ラリー Leg1

新井大輝が初日を3番手で終える

 2021年の全日本ラリー選手権第4戦 久万高原ラリーは、10月30日(土)の競技初日を終えて、SUBARU WRX STIの新井大輝/小坂典嵩が3番手、新井敏弘/田中直哉が4番手、鎌田卓麻/松本優一は6番手につける展開となりました。

■中団につけたSUBARU WRX STI勢

 前戦、第10戦のハイランドマスターズ(岐阜県)から2週間というインターバルで開催された第4戦久万高原ラリーは、愛媛県上浮穴郡久万高原町を拠点に、山の中腹を縫うように走る林道ステージを舞台としています。2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となったため、2年ぶりの開催となりました。

 競技初日となる10月30日(土)、ラリーはハイランドパークみかわのサービスパークを午前8時にスタート。この日は2カ所のステージを3度走行する6SSが行われました。この日のSS総走行距離は68.54km。オープニングのSS1では、新井大輝が2番手、鎌田が3番手タイムをマークする幸先の良い出足を見せますが、想定以上に路面のタイヤへの攻撃性が強く、タイヤをいたわりながらのアタックを余儀なくされます。

 SS2を終えた段階でタイヤ4本を新品に交換した新井敏弘と新井大輝は、SS3~SS6まで安定したペースを披露。SS4では新井敏弘がSS2番手タイムをマークし、続くSS5では新井大輝が同じくSS2番手タイムをマークするなど、厳しい状況のなかでも光る走りを見せました。

 また、競技最終日のロングステージに向けてタイヤを温存する作戦を採った鎌田は、巧みなタイヤマネージメントを見せ、初日を走行。SSタイムこそ上位に水をあけられてしまいますが、タイヤ交換なしのまま、6番手でこの日を走り切ってみせました。

■新井大輝「足まわりも良くなり、乗りやすくなっています」

 初日を3番手で終えた新井大輝は「トップ2台が速いですね。でも、サスペンションのセットアップがすごく良くなりました。KYBと一緒に開発しているんですが、トラブルも一切ありませんでしたし、足まわりが良くなって、クルマも乗りやすくなっています」とコメント。
 
 4番手の新井敏弘は「完全に最初のセクションで失敗してしまいましたね。明日はタイヤをもたせて走るしかないので、今の位置を維持するのは、厳しいかもしれません。夜に降るという雨がどうなるかですね」とのこと。

 6番手につける鎌田は「明日の天候を考えて、初日はタイヤ4本で走り切る作戦だったのですが、最後はタイヤが摩耗してしまい辛かったですね。特に今日の最終SSでは、道の上にいるのが精一杯という状態でした。明日は天候の様子を見ながらです。予報では雨が降るので、最終サービスではすべてウエット路面向けのセットアップにして臨みます」と、最終日に向けて語っています。

新井大輝/小坂典嵩(ADVAN KYB AMS STI)
新井大輝/小坂典嵩(ADVAN KYB AMS STI)

●2021.10.31 - 全日本ラリー選手権 第4戦 久万高原ラリー Leg2


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