四輪部門・市販車クラス8連覇中のチーム・ランドクルーザー・トヨタートボデーはロナルド・バソ(トヨタ・ランドクルーザー200)と三浦昂(トヨタ・ランドクルーザー200)がクラスワン・ツー・フィニッシュ。総合では三浦が40番手、バソは44番手で最終日を迎える。
前日、電気系トラブルで2時間のタイムロスがあったトラック部門・排気量10リットル未満クラス首位、日野チームスガワラの菅原照仁(日野600ハイブリッド)は11日目も大きく後れを取り34番手でステージ11を終えた。トラック部門の総合順位も22番手に下がっている。
二輪部門はともにKTM450ラリー・ファクトリー・レプリカを駆るケビン・ベナビデス(レッドブル・KTMファクトリー・レーシング)と、サム・サンダーランド(ガスガス・ファクトリー・レーシング)が僅差の戦いを繰り広げ、最終的には4秒差で前者に軍配が上がった。
この2名が群を抜いた速さを発揮していたことは、ステージ3番手となったホアキム・ロドリゲス(ヒーロー・モータースポーツ・チームラリー/ヒーロー450ラリー)が2分26秒、同4番手でのフィニッシュとなったマティアス・ウォークナー(レッドブル・KTMファクトリー・レーシング/KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)がトップから4分54秒遅れたことからも示されている。
総合ではラリー前半戦の大部分をリードしたサンダーランドが、3日ぶりに首位を奪還した。前日に引き続き総合2番手につけているパブロ・キンタニラ(モンスターエナジー・ホンダ/ホンダCRF 450ラリー)はトップから6分52秒遅れだ。ステージ10終了時点で首位に立っていたアドリアン・ファン・ビファレン(モンスターエナジー・ヤマハ・ラリーチーム/ヤマハWR450F)はこの日ステージ26番手に沈み、総合ではウォークナーの後方、総合4番手に下がっている。
ダカールラリー2022の最終日、14日(金)に行われる“ステージ12”はビシャからラリーフィニッシュの地ジェッダへと向かうルートで、その全長は680km。スペシャルステージは“プロローグ”を除いて大会中もっとも短い164kmだ。このステージ12で2週間にわたる長い旅が終了し、2022年大会の優勝者が決定する。



