なお、ロバンペラは昨年、初出場したこのラリーで総合3位表彰台を獲得した。同じく初出場だったエバンスは、チームメイトに次ぐ総合4位を記録している。

 一方、地元フィンランドで印象的な表彰台獲得劇を演じ総合3位となったラッピは、2014年のイープルにS2000車両で出場した経験があるものの、WRCトップカテゴリーのマシンでの参戦は今年が初となる。昨年、キートン・ウイリアムズとペアを組んで初出場した勝田は、デイ2でクラッシュを喫しリタイアとなった。

「イープルはとても難しく、ハイスピードなアスファルトラリーだ」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表。

「ハードブレーキングやインカットをするところが多く、舗装路面への土の流入もありる。雨が降ると非常に滑りやすくなり、ドライバーはつねに路面を読み、グリップの変化を判断する必要があるんだ」

「昨年出場したことによって得た経験に基づき、今年はより良い準備ができたと思う。ラリーの特徴を理解し、より適した道でテストを行なうことができた。だから、昨年以上に競争力が高まり、充分に優勝を狙えると思っている」

 2021年は最終日のステージの一部がスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されたイープル・ラリー・ベルギーだが、今年は全ステージがサービスパークが置かれるイープルから半径30km以内に収まるなど、非常にコンパクトな構成となっている。

 イベントは木曜夕方のシェイクダウンを皮切りに翌19日金曜から競技がスタート。デイ1は4本のステージで計8SSを戦う。デイ2も同様のかたちで進められSS9~16が行われる。最終日の21日日曜は2本の各2回走行。最終SS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”となっている。全部で20本となるSSの合計計距離は281.58km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は687.24kmだ。

イープル・ラリーは伝統的なイベントであるがWRCの大会として開催されたのは2021年が初。今年は開催2年目となる
イープル・ラリーは伝統的なイベントであるがWRCの大会として開催されたのは2021年が初。今年は開催2年目となる

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