勝田はベルギーでの戦いを終えて、「このラリーを最後まで走り切れたことを、うれしく思います」とコメントした。

「初日は残念ながらトラブルに見舞われ、完全にストップする直前でしたが、幸いにも競技を続けることができました。問題を解決してくれたチームに感謝しています。その後は、最後まで走りきることができたので良かったです」

「土曜日は、自分にとって非常にポジティブな1日でした。ペースを上げようと試みましたが、すべてがうまくいっている時は、クルマにもドライビングにも自信を持つことができるものです。イープルまでの3戦は、昨年とても難しく感じられたラリーでしたが、今年はその3戦をポイント圏内でフィニッシュできたので良かったです」

「このラリーを戦い終えて、舗装路面でもこのクルマで気持ちよく走れるようになってきているのは、この後に2戦あるターマック・ラリーを戦う上でとても良いことですし、次のターマック・ラリーであるラリー・スペインでは、もっとプッシュできると思います」

 プログラムのインストラクターを務めているユホ・ハンイネンは、勝田のターマックでのドライビングの向上に満足していると述べ、彼にとって「大きな自信になる」と語った。

「ラリーの序盤は貴元にとって困難なものだった。クルマに自信を持ち切れず、路面のグリップ変化にも悩まされ、午後はタイヤ選択のギャンブルを試みるもうまくいかなかった。しかし、金曜日に起きたトラブルを乗り越え、土曜日の朝にはとてもいいスタートを切ることができ、その後も順調にいいタイムを刻んでいった」

「ハイブリッドシステムに発生した問題が順位に影響しなかったのは不幸中の幸いと言える。総合5位でフィニッシュし、パワーステージでも5番手タイムを獲得できたのは、とても多くの問題が起きていたことを考えれば本当に良かったと思う」

「貴元が昨年、そして前回のクロアチアと比べてもターマック・ラリーでのドライビングを大きく向上させていることに、私はとても満足している。シーズン終盤に控えるふたつのターマック・ラリーに向けて、大きな自信となったはずだ」

 開幕から9戦連続入賞中の勝田を待ち受ける次戦は9月8日から11日にかけて、ギリシャで開催されるグラベル(未舗装路)イベント、WRC第10戦アクロポリス・ラリー・ギリシャだ。荒れた路面が特徴の同ラリーは例年気温も高いため、クルマやタイヤだけでなく選手たちとっても非常にタフな一戦となる。

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