「明日のフルデイ初日は、チャレンジングな1日になると思う」とラトバラ。
「とくにルートラキのステージはルーズグラベルが多いので、出走順がトップのカッレ(・ロバンペラ)にとっては困難なステージになるだろう」
「シェイクダウンが終わった後、我々はドライバーたちのためにクルマのグリップレベルを改善しようと努力した。今回の戦略はトラブルを避け、タイヤの摩耗を賢くコントロールすることがメインだが、それが奏功していい順位を得られることを願っている」
アテネでのラリー初日を戦いを終えたTOYOTA GAZOO Racing WRTドライバーのコメントは以下のとおりだ。
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合15番手
「このようなスタジアムの中で走るのは初めてだったので、オープニングステージは少し新鮮だった。正直なところ、とても難しくてあまりいい走りではなかったけど、大勢の観客が集まっていたし、ラリーのスタートとしてはいい環境だったと思う。明日からは荒れたコンディションのグラベルでの戦いが始まるので、とても対照的だ」
「朝のシェイクダウンは、路面はかなりスムーズだったけどグリップが低く、少し苦労した。そのため改善作業を進めた。それがシェイクダウンというものだからね」
「明日は昼間のサービスがなく、1回しか走らないステージが多いため、順出走順による路面コンディションの違いが大きな影響を及ぼすだろう。金曜日はいい位置につけ、土曜日にしっかり戦えるようにしたいと思っている」
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合8番手
「SS1はスタジアムが人で埋め尽くされ、すごい雰囲気だった。皆さんにとっては良いショーになったのではないかと思う。ドライビングはあまり楽しめなかったけど、今までで最高にクールなステージのひとつだったよ」
「シェイクダウンでは、1回目に走行したときに難しく感じられ、明日同じようなコンディションの道を出走順トップで走るのは、想像していた以上に大変なことになると思う。望んでいたようなグリップが得られなかったので、チームと一緒に最大限の努力をし、明日に向けて準備を進めた」
「明日は5本のステージを出走順トップで走行しなければならないので、タフな1日になるだろう。路面が多くのルーズグラベルで覆われている、今回のラリーでもっともトリッキーになりそうなステージもあるんだ。とにかく長い1日になると思うけど、タイムロスを最小限に抑えるためにベストを尽くして戦っていくよ」
●エサペッカ・ラッピ(#4 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合10番手
「スタジアムのステージは、以前から自分にとってあまり相性が良くなかったのだけど、観客がたくさん集まり、いい雰囲気を味わうことができたので、ラリーのスタートとしては格好のステージだったと思う」
「(バリアへの接触に関しては)ブリッジを越えた直後のブレーキングでホイールを完全にロックさせてしまった。けれどクルマは大丈夫だったし、ダメージも外側だけだと思う」
「面白いイベントになりそうだし、自分にとってはきっと今シーズンもっとも大変なラリーになるだろうと思っている。シェイクダウンのステージはとても滑りやすかったし、明日は今回のラリーの中でもとくにラフな1日になりそうだ。ただし、実際のところ、このような低速でラフな路面のラリーとの相性はこれまで悪くない。クルマのことも考えて走らなければならないので、いつもとは少し違う戦略をとる必要があると思っている」


