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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.10.19 12:13
更新日: 2022.10.19 12:41

スバル 2022全日本ラリー第8戦高山 ラリーレポート

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ラリー/WRC | スバル 2022全日本ラリー第8戦高山 ラリーレポート

2022.10.15 - 全日本ラリー選手権 第8戦 第49回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2022 Leg1

厳しい戦いのなか、最終日の挽回を期すSUBARU勢

 10月15日(土)、2022年全日本ラリー選手権第8戦『第49回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2022』の競技初日が行われました。SUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉はJN1クラスの5番手、鎌田卓麻/松本優一は同クラスの6番手につけて、この日のステージを終えています。

■好天のターマックラリーで新井、鎌田が力走

 全8戦で開催される2022年の全日本ラリー選手権。今季最終戦は、岐阜県高山市を拠点として周辺エリアにスペシャルステージが設定されます。第5戦MONTRE以来となるターマック(舗装路)ラリーで、今回は2019年大会以来、3年ぶりに有観客での開催となりました。この日は、『ひだ舟山スノーリゾートアルコピア』でセレモニアルスタートが行われたほか、SSの観戦エリアも設定。『道の駅 モンデウス飛騨位山』にはサービスパークが設けられ、多くのラリーファンが見学に訪れました。

 10月15日(土)に行われたラリー初日は、サービスを挟んで3SSを2回ずつ走行する6SS・30.44kmの構成。サービスパークから北上した場所に設けられたSS1/4千光寺は3.02km、サービスの南部に設けられたSS2/5牛牧上りは6.15km、SS3/6アルコピア‐無数河は6.05kmと、比較的SS距離が短いステージでの戦いとなり、接戦が繰り広げられました。天候は、前日のレッキから晴天に恵まれ、ドライコンディションのもとで競技が行われました。

 新井は今回のラリーに向けて新しく製作した車両でスタート。SS1で首位に2.6秒差の4番手タイムをマークしましたが、その後は思うようにペースが上がらず、午後のサービスでサスペンションを調整するなど挽回を試みましたが、この日を5番手で終えることとなりました。一方の鎌田は、この日を通して5~6番手タイムが続き、新井同様にセッティングの変更で対応。競技初日は、首位に50.4秒差の6番手で終えました。

 なお、SUBARU BRZが参戦するJN3クラスでは、タイトルがかかる選手権リーダーの竹内源樹/木村悟士がクラス首位につけており、最終日の決戦に臨みます。

■新井敏弘「クルマは完璧、調整で徐々に改善しています」

 JN1クラスの5番手につける新井は、「クルマもタイヤも良く完璧ですが、いいタイムが出ません。セッティングも問題はありませんでした。アンダーステアがやや強かったので、少しだけサスペンションを調整して、午後はリヤを旋回させるようにしたので、明日もこれでいこうと思っています」と語っています。

 クラス6番手でこの日を終えた鎌田は「頑張っていますが、苦戦しています。セッティングを変えて午後のSSで様子を見ましたが、だんだんイメージどおりに乗れるようになっています。クルマの限界は引き出せていると思います」と奮闘の様子を伝えています。

 競技最終日の10月16日(日)は、SS7~SS12の6SSで争われます。2車線道路のSS7/10 大山線 (5.34km)と、深い森の中を走るSS8/11 無数河‐アルコピア(6.01km)、路面コンディションが良好な中速ステージのSS9/12牛牧下り(6.18km)と性格が異なる3本のステージで構成され、この日の総SS距離はラリー初日とほぼ同じ35.06kmが設定されています。今季の全日本ラリー、最後の戦いに挑むSUBARU勢ふたりの巻き返しにご期待ください。

■次のページへ:SUBARU勢は鎌田が5位、新井が6位でフィニッシュ


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