レッドブルカラーのフォード・プーマ・ラリー1が、1年と20日ぶりにWRC世界ラリー選手権の優勝マシンとなった。オット・タナクとマルティン・ヤルヴェオヤのコンビによる『ラリー・スウェーデン』での勝利は、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームに「シーズン序盤の最高の弾みをつけた」と、チーム代表のリチャード・ミルナーは語った。
2月9日から12日にかけて行われた2023年シーズン第2戦スウェーデンは、同国北部の都市ウメオを拠点に行われた。シーズン唯一の“フルスノーラリー”である同イベントでは、今年古巣であるMスポーツに復帰したタナクが移籍後初優勝を達成。彼が昨年Mスポーツのエースを務めていたクレイグ・ブリーン(ヒョンデi20 Nラリー1)に18.7秒差をつけ、雪と氷の上で繰り広げられたスリリングな4日間の戦いを終えたとき、イギリスの名門ラリーチームは歓喜に湧いた。