「これまでフィンランドで戦ってきたラリーのなかで、もっとも難しいラリーでした」と足立。
「今回のラリーはハイスピードセクションとナローセクションが混在していたので、ペースノートがとても大事だと思い、レッキの段階から慎重にノートを作りました」
「それでもラリーでは読み遅れてしまう箇所が何カ所かありましたが、そこはヤルッコのドライビングと経験が助けてくれました」
「このラリーを通じてまた新しい発見があり、さまざまな工夫をお互いに話し合うことができて、回を重ねるごとに彼を理解できるようになりました」
「次戦は私たちにとって初めてのグラベル(未舗装路)ラリーなので、準備を入念にしたいと思います」
ドライバーを務めるニカラは「サヤカ(足立さやか)のリーディングなしにあれだけ速く攻めることはできなかった」と足立の活躍を表現する。
「サヤカはどんどんフィンランドのリズムに慣れてきている。もちろん、まだいくつかの改善ポイントはあるけれど、走行を重ねるごとにフィーリングが合ってきているのを感じるよ」
ニカラ/足立組が挑む次の戦いは5月19~29日に行われるFRC第4戦リーヒマキ。2017年のFRCでは初のグラベルラリーで、ニカラ/足立組にとっても初のグラベルイベントだ。
なお、同じくTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにドライバーとして参加している新井大輝、勝田貴元は、3月17~19日に行われるIRCイタリア・ラリー選手権第1戦チョコに出場予定。両名にとってはプログラムの加入後、初のターマック(舗装路)イベントとなる。
