前戦ラリー・フィンランドのウイナーと1.1秒差の総合5番手となったエサペッカ・ラッピは、午後にヒョンデi20 Nラリー1のラジエータートラブルに悩まされ慎重な走りを強いられた。チームメイトのダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)は総合5番手で迎えたSS6でストールに見舞われタイムロス。このステージでふたつ順位を落とし総合7番手となった。
2台のヒョンデ勢の間には、事前のテストができずシェイクダウンもキャンセルとなったため、前日のSS1を除けば「SS2が実質のシェイクダウン」になったと明かした勝田が入っている。前後のクルマとのギャップは対ラッピ9.6秒、対ソルドが6.9秒だ。
SS5とSS6で最速タイムを記録したMスポーツのオット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1)は総合9番手に沈んでいる。彼はSS2のスタート前にデイリタイアとなった僚友ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)と同様にトラブルを報告。タイヤフィッティングゾーンにおいてウォーターポンプの修復を行った結果、SS4前のTC到着が22分遅れたため3分40秒のタイムペナルティを受け取っている。
そのタナクを総合順位で上回ったのはWRC2クラスをリードするニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2)で、総合10番手のヨアン・ロッセル(シトロエンC3ラリー2)が同クラス2番手につけている。Mスポーツの3台目のフォード・プーマ・ラリー1で母国戦に挑んでいるジョルダン・セルデリディスは、総合30番手でデイ2を走破した。




