続いて51号車のクルーにもご集合いただいた。最高峰クラスにも関わらず、こうして写真撮影のために集合してくれるなんて、最高に素敵なチームである(感謝!)。
前述のペトロッタ氏はこちらにも登場してくれたが、このクルーの中で注目してもらいたいのは、その右隣にいるフランス人のメカニック、ジャック・エマー。青田メカによると、この人は以前はWRTに所属していて、GT3レースを担当していたという。その関係から、来日経験も多数。一ツ山レーシングのアウディを手伝うために、スーパーGTの現場に来ていたそうだ。
また、このクルーの中には、エマーと同様、日本のレース界と関わりがある人がもうひとり。それが青田メカの右側2人目のイタリア人、ディエゴ・モーロだという。
彼は、以前JASモータースポーツに所属しており、NSX GT3のレースに携わっていた。ということで、鈴鹿の10時間耐久レースにNSX GT3が出場した際(2018年)には、山本尚貴/武藤英紀/中嶋大祐号のチーフメカニックだったそう。ちなみに、WEC富士の現場にたまたま来ていた中嶋大祐氏に写真を見せると、ちゃんと憶えていたのであった。
最後に紹介するのは、前列一番右にいるイタリア人のジュゼッペ・トンマージ。この人は、青田メカ情報によると、とにかく日本のドリ車が大好きとのこと。中でも、ユーノス・ロードスターを愛してやまないそうだ。
過去、富士のWECのために来日した際には、設営や片付けの合間に、場内のマルチコースに行っては、日本の人たちがドリフトしているのを熱心に見ていたとか。そして、見ているうちにどうしても乗りたくてたまらなくなり、見ず知らずの日本人ドリフターズに「僕にも運転させて!!」と突撃でお願いしたという強者だ。残念ながら、その時は誰もクルマを貸してくれなかったそうだが、来年もし「運転させてあげてもいいよ」という奇特な方がいれば、その際はジュゼッペまで気軽にお声がけください。