午前の途中から日差しが降り注ぎ、気温20度、路温は38度まで上昇して迎えた14時、セッション2が始まった。トヨタの2台はコンウェイとニコラス・ラピエールが乗り込み、セッション開始と同時に走行開始。コンウェイはいきなり1分31秒台に入れ午前中のベストタイムを上回ると、その後すぐに可夢偉へとバトンを渡した。ポルシェ1号車は、ロッテラーがまずはステアリングを握る。2号車は遅れて、開始30分を過ぎた頃からティモ・ベルンハルトでコースに入っていった。
GTEアマクラスでは、クリアウォーター・レーシングから今季フル参戦を果たす澤圭太が順調に周回を重ねていく。
15時28分、7号車のステアリングは可夢偉から国本へと託された。その直後にGTEプロクラスでトップに立っていたポルシェ92号車がコースオフしてグラベルにつかまったことでフルコースイエロー(FCY)導入となるが、国本はピットインせずに周回を継続。
LMP1ルーキーの国本にとっては、レース本番でのFCY運用に備えるいい機会となったことだろう。車両回収がスムーズに進まなかったため、その後セッションは赤旗中断となった。
再開後、ポルシェはタンディとバンバーにドライバーチェンジ。国本はおよそ1時間のドライブを終えると、コンウェイへとバトンタッチした。一方、8号車にはセッション終了間際の最後の10分で一貴が乗り込み、自己ベストタイムを立て続けに更新。これでトヨタはこのセッションをワン・ツーで終えることになった。LMP2では36号車シグナテック・アルピーヌ・マットミュートがトップタイムをマーク。GTEプロでは途中コースアウトもあった92号車ポルシェが、GTEアマでも午前と同じく86号車のポルシェがトップに立っている。
