●小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「東富士、ドイツ・ケルン、そして多くのトヨタファミリーとパートナーの皆さま全員がこの1年間、全力でル・マンに向けて準備に取り組んできました。これから10日間にわたる、強力なライバルとの戦いが待っており、トップを争うためには最高の状態で臨まなければなりません。ル・マンで新たな勝利を勝ち取るためには、チームスピリットと経験、努力のすべてが必要ですが、我々は全員がそれを成し遂げるべく決意を固めています」
「世界中から集まったファンの皆さまの応援により、ル・マンは独特の雰囲気を持つ特別なレースになります。市内中心部で行われる車検から表彰式まで、つねに応援を背に感じながらレースを戦います。その一員として、またあの場所に参加するのが待ちきれません」
●マイク・コンウェイ(7号車ドライバー)
「ル・マンはつねにシーズン最大のレースであり、もっとも楽しみなレースだ。我々はこのル・マンのためにクルマを開発しているといっても過言ではない。チーム全員が良い結果を望んでいるが、イモラで我々も最大のパフォーマンスを発揮すれば勝てる、ということを証明した」
「非常に速いライバルとの大変な戦いが待ち受けていて、困難であることはわかっている。100パーセント最高の仕事をしなくてはならないし、ル・マンでは運も必要になる。高い目標とともにイベントに臨み、可能な限り最高の結果を目指すつもりだ。コントロールすることが難しい要素も多いけれど、それがレースというものだし、ベストを尽くすよ」
●ニック・デ・フリース(7号車ドライバー)
「ル・マンは世界でもっとも格式高く、象徴的なレースのひとつなんだ。WECを戦うすべての人にとって1年で最大のレースであり、誰もが勝利を望んでいる。それはもちろん我々にとっても同じことだ」
「僕にとってトヨタのレーシングドライバーとして初めてのル・マンなので、とてもわくわくしている。2022年にテストドライバーとしてチームに加わり、その年はLMP2クラスでル・マンを戦ったが、今年は総合優勝を目指して戦うことになる。多くのチームとマニュファクチャラーによるバトルが繰り広げられることになる、耐久レースにおいてとてもエキサイティングな時代を今は迎えている。長いレースウイークだけど楽しみだし、ル・マンの女神が微笑んでくれることを願っているよ」
●セバスチャン・ブエミ(8号車ドライバー)
「ル・マンは特別なレースであり、チームを構成する全員とその家族の協力の上に成り立っている。このイベントは一緒に旅をするようなもので、勝つためには限界までプッシュする必要があるんだ」
「100年におよぶ独自の歴史を誇り、30万人を超えるファンの皆さまが見守るなかで、60台以上のレースカー、そして、多くのマニュファクチャラーが競い合う偉大なレースだ。加えて、舞台となるコースも素晴らしい。コースは公道も使っていて、1年のうち1週間しか走ることができない。走った感触も、今ではなかなか見かけられない、昔ながらのサーキットそのものだ」
●ブレンドン・ハートレー(8号車ドライバー)
「ル・マンは僕たちのハードワークの目的そのものだ。ル・マンは恐らくシーズン全体よりも大きな位置づけにある。今季のスタートが最高のものではなかったとしても、準備は万端だと感じているし、チームメイトやチームのすべてのメンバーと全力を尽くして表彰台の中央を目指し戦いたいと思っている」
「昨年は本当に信じられないほどの大観衆だったが、今年はさらにライバルが増えることで、また世界中から熱狂的なレースファンの皆さまが集まってくることだろう。さまざまな感情をもたらしてくれる特別なレースだ。準備はできているよ」
●平川亮(8号車ドライバー)
「私にとって5度目のル・マンで、TGRでは3度目となりますが、シーズンの中の本当にエキサイティングなレースウイークが待ちきれません。24時間を戦い終えて、表彰台の頂点に立ったときの感覚は他の何物にも代え難いものです。耐久レースドライバーなら誰もが夢見るものであり、私はそれを2022年に達成することができました。勝利を経験している身として、ふたたび表彰台に上りたいのは当然ですが、それが容易ではないこともわかっています」
「全開で24時間レースを戦えば、何が起こるかわかりませんし、ハイパーカーの戦いは熾烈です。しかし、チームは本当に懸命な作業で準備を進めてくれましたし、あとは結果を出すためにベストを尽くすだけです」
