10月17日付で公開された2026年向けのWEC世界耐久選手権の競技規則について、FIA国際自動車連盟およびACOフランス西部自動車クラブは追加で声明を発表し、規則内に新たに盛り込まれたハイパーカークラスのサクセスハンディキャップ制度について、実際に導入するかどうかについては「まだ決定していない」との姿勢を表明した。

 この制度は、すでに現在LMGT3クラスに導入されているもので、直近のレースでの成績に応じたバラストを搭載するシステム。これが2026年競技規則では、ル・マン・ハイパーカー(LMH)とLMDhという2種類の規定のマシンが争う最高峰ハイパーカークラスにも適用できるような条文へと改められた。

 しかし、FIAとACOが10月24日に発表した声明によれば、来年のハイパーカークラスにおけるこの制度の適用については、最終的な決定はまだ下されていないという。

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