このプログラムのドライバーについて、ディーンは「選択肢を広く保つ」こと、そして特定の経歴に偏りすぎないことが重要だと述べた。

 まだドライバー名は公表されていないものの、解散したマクラーレンのフォーミュラEチームでレースをしていたサム・バードなど、数名の名前がこのプログラムに関わっていると噂されている。

 現在プジョー・ハイパーカーに所属するポール・ディ・レスタは、ユナイテッドのLMP2プログラムを通じて長年にわたり関係を築いている。また、同じくプジョーに所属するミケル・イェンセンとマルテ・ヤコブセンも、新たにIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTP王者となったマット・キャンベルとともに、候補ドライバーとして挙げられている。

「数年前、ハイパーカーが発表された時、メーカーは常にLMP2からドライバーを選ぶだろうと考えていた」とディーン。

「パフォーマンス、ダウンフォースなど、あらゆる面でLMP2はハイパーカーにもっとも近いもののように思えるからだ」

「しかし、現実はそうではなかった。ポルシェのようなメーカーはGT出身ドライバーを採用し、見事に適応してきた。これは『運転できるなら、運転できる』という哲学に立ち返るものだ」

「だから、誰を起用できるかという視点については、広げるべきだと思っている。優れたドライバーであれば、どんなバックグラウンドや経験であっても、ハイパーカーにも参戦できるはずだ」

「グリッドにはLMP2、シングルシーター、GT出身のドライバーが勢揃いしていると思う。ドライバーのスペクトラムは幅広いので、選択肢を広く持ち、特定の分野に偏りすぎないようにする必要がある」

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