「ジョーダン(・テイラー)はインディアナポリスとアルナージュで苦労しているように見えたんだ。だから僕は彼のインに飛び込んだ。少し接触しながらコーナーを立ち上がったが、抜き切ることはできず、ふたたびギャップが広がってしまった」
「しかし、彼はユノディエールの第2シケインで大きくタイヤをロックさせた。その後、彼を交わした最終シケインでは、コルベットの左フロントタイヤが壊れ始めているように見えたから、無理には仕掛けずコーナー出口まで待ってオーバーテイクしたんだ」
「僕たちは、コルベットと極めて近いレベルでマッチレースをしていたと思う。そうした状況で重要なのは、相手にプレッシャーを掛け続けて、ミスをさせることだ。そして、ジョーダンはミスを犯した」
バトルに敗れたテイラーは「高速セクションでの突然のロックアップには驚いた」とコメント。
「タイヤのロックは、まったく予期していなかった。通常、ロックアップはブレーキの第2段階で起こるが、今回はブレーキに触れてすぐにロックしてしまったんだ」
「97号車アストンマーチンとのギャップを維持するため、そしてマシンのスピードが落ちきらなかったので、とっさにシケインを通過せずグラベルの上を通過することにした」
「しかし、その時点で左フロントタイヤには大きなフラットスポットができていたんだ。さらにこの時、別のタイヤもダメージを受けたと思う。あれは単なる不運が重なった出来事だったんだ」
