GTDプロクラスでは、ヴァレンティン・ハッセ・クロット/マルコ・ソーレンセン/マッティア・ドルディ組のカー・ブランシュ68号車アストンマーティン・バンテージGT3が優勝を飾った。

 最終スティントを担当したドルディは、AOレーシングの77号車ポルシェ911 GT3 Rを駆るハリー・キングを1.507秒差で抑え切った。これにより、チームに記念すべき初勝利がもたらされた。

アストンマーティン・バンテージGT3
IMSA初優勝を遂げたカー・ブランシュの68号車アストンマーティン・バンテージGT3

 この結果は、レース残り1時間の時点でトップを走っていたバッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3のベン・バーニコートが、規定のパワートレイン・パラメータを遵守しなかったことによる警告を受け、残り25分を切ったところでペースを落としたことで実現した。

 日中の酷暑の中でエアコンなしの走行を強いられたバーニコート、ジャック・ホークスワース、カイル・カークウッドの3人は、ウェザーテック選手権における同車の最後の参戦となったこのレースで、最後から2周目にエネルギー補給のためのピットストップを余儀なくされた結果、10位でフィニッシュしている。

ポルシェ911 GT3 R
『スケルトン』仕様の恐竜カラーで出場したAOレーシングの77号車ポルシェ

 タイトル争いでは、プラット・ミラー・モータースポーツが運営するコルベット・レーシングの4号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rにレース終盤のドラマが起きたことで、クラスポールシッターのニール・バーヘイゲンがクラス3位に入ったポール・ミラー・レーシングの1号車BMW M4 GT3エボのタイトル獲得が確定した。

 バーヘイゲンはコ・ドライバーのコナー・デ・フィリッピとともにタイトルを獲得。このプチ・ル・マンでは、ダン・ハーパーが第3ドライバーとして加わっていた。

2026IMSA第11戦プチ・ル・マン
GTDプロクラスのタイトルを獲得したポール・ミラー・レーシング

 残り1時間余りの時点でデニス・オルセン駆る64号車フォード・マスタングGT3エボとニッキー・キャッツバーグ駆る4号車コルベットが接触するアクシデントがあり、その結果、パフ・モータースポーツの9号車ランボルギーニ・テメラリオGT3を駆るアンドレア・カルダレッリとサンディ・ミッチェルがランキング2位でシーズンを終えることとなった。

 オルセンは接触事故の責任を問われてドライブスルー・ペナルティを科され、クラス9位でフィニッシュ。一方、4号車コルベットは1周遅れの12位に終わったが、シボレーはGTDプロクラスのマニュファクチャラー・タイトルを手にしている。

シボレー・コルベットZ06 GT3.R
4号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R

 GTDクラスでは、フィリップ・エリスとラッセル・ワードが、インディ・ドンチェとともにウインワード・レーシングの57号車メルセデスAMG GT3エボを駆り、クラス優勝を果たすとともに、史上初となる3年連続のクラスチャンピオンの座を手にした。

 エリスは、レース残り5時間でパンクに見舞われるアクシデントを乗り越え、マンタイの912号車ポルシェに0.733秒差をつけてフィニッシュした。

 一方、クラス10位でフィニッシュしたブロンズドライバーのオレイ・フィダーニは自身3度目となる『ボブ・エイキン・アワード』を獲得し、2027年のル・マン24時間レース(LMGT3クラス)への自動出場権を手にしている。

 2026年のウェザーテック選手権は全日程を終了。2027年カレンダーはすでに発表されており、1月末のデイトナ24時間レースで幕を開けることになる。

メルセデスAMG GT3エボ
GTDクラスを制したウインワード・レーシングの57号車メルセデスAMG GT3エボ

本日のレースクイーン

河村理紗かわむらりさ
2026年 / スーパー耐久
Monsterガール
  • auto sport ch by autosport web

    SUPER GT PARADE LAP EP.1 Produced by autosport web

    禁断のGT500スワップ企画!?
    プレリュードのコクピットを千代勝正と坪井翔がチェック!

  • auto sport

    auto sport 2026年11月号 No.1625

    ドライビングの超常識
    2026-2027

  • asweb shop

    F速 Premium Vol.3
    角田裕毅 現在・過去・未来

    2,100円