GTDプロクラスでは、ヴァレンティン・ハッセ・クロット/マルコ・ソーレンセン/マッティア・ドルディ組のカー・ブランシュ68号車アストンマーティン・バンテージGT3が優勝を飾った。
最終スティントを担当したドルディは、AOレーシングの77号車ポルシェ911 GT3 Rを駆るハリー・キングを1.507秒差で抑え切った。これにより、チームに記念すべき初勝利がもたらされた。
この結果は、レース残り1時間の時点でトップを走っていたバッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3のベン・バーニコートが、規定のパワートレイン・パラメータを遵守しなかったことによる警告を受け、残り25分を切ったところでペースを落としたことで実現した。
日中の酷暑の中でエアコンなしの走行を強いられたバーニコート、ジャック・ホークスワース、カイル・カークウッドの3人は、ウェザーテック選手権における同車の最後の参戦となったこのレースで、最後から2周目にエネルギー補給のためのピットストップを余儀なくされた結果、10位でフィニッシュしている。
タイトル争いでは、プラット・ミラー・モータースポーツが運営するコルベット・レーシングの4号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rにレース終盤のドラマが起きたことで、クラスポールシッターのニール・バーヘイゲンがクラス3位に入ったポール・ミラー・レーシングの1号車BMW M4 GT3エボのタイトル獲得が確定した。
バーヘイゲンはコ・ドライバーのコナー・デ・フィリッピとともにタイトルを獲得。このプチ・ル・マンでは、ダン・ハーパーが第3ドライバーとして加わっていた。
残り1時間余りの時点でデニス・オルセン駆る64号車フォード・マスタングGT3エボとニッキー・キャッツバーグ駆る4号車コルベットが接触するアクシデントがあり、その結果、パフ・モータースポーツの9号車ランボルギーニ・テメラリオGT3を駆るアンドレア・カルダレッリとサンディ・ミッチェルがランキング2位でシーズンを終えることとなった。
オルセンは接触事故の責任を問われてドライブスルー・ペナルティを科され、クラス9位でフィニッシュ。一方、4号車コルベットは1周遅れの12位に終わったが、シボレーはGTDプロクラスのマニュファクチャラー・タイトルを手にしている。
GTDクラスでは、フィリップ・エリスとラッセル・ワードが、インディ・ドンチェとともにウインワード・レーシングの57号車メルセデスAMG GT3エボを駆り、クラス優勝を果たすとともに、史上初となる3年連続のクラスチャンピオンの座を手にした。
エリスは、レース残り5時間でパンクに見舞われるアクシデントを乗り越え、マンタイの912号車ポルシェに0.733秒差をつけてフィニッシュした。
一方、クラス10位でフィニッシュしたブロンズドライバーのオレイ・フィダーニは自身3度目となる『ボブ・エイキン・アワード』を獲得し、2027年のル・マン24時間レース(LMGT3クラス)への自動出場権を手にしている。
2026年のウェザーテック選手権は全日程を終了。2027年カレンダーはすでに発表されており、1月末のデイトナ24時間レースで幕を開けることになる。





