2015年2月5日
パリにおいて、ポルシェは3台目の919ハイブリッドのドライバーとしてアール・バンバーとニック・タンディを発表。
2015年3月26日
ポール・リカール・サーキットで第2世代ポルシェ919ハイブリッドを公開。
2015年4月12日
シルバーストン戦において、2台の919がフロントロウを独占。ベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組がポールポジションを獲得するも決勝は途中リタイア。デュマ/ジャニ/リーブ組は2位入賞。
2015年5月2日
スパ戦で、ル・マンのリハーサルも兼ねて初めて3台の919を投入。これら3台が予選でトップ3を独占、ポールポジションはベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組。彼らは、デュマ/ジャニ/リーブ組に続く3位でゴール。LMP1初挑戦のバンバー/ヒュルケンベルグ/タンディ組は6位を獲得。
2015年6月10日
ル・マンの予選1回目で、2台の919が7年破られることのなかった予選記録を更新。最速はジャニの3分16秒887で、2位はベルンハルト。
2015年6月11日
タンディが夜間の予選2回目に3台目の919で3位を獲得。
2015年6月14日
バンバー/ヒュルケンベルク/タンディ組が、ポルシェのル・マンにおける17回目の総合優勝を飾る。ベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組が2位でワン・ツー・フィニッシュを達成。これはポルシェにとって1971年、1987年、1998年に続く4回目。デュマ/ジャニ/リーブ組は5位でフィニッシュ。世界選手権3戦を終了し、ル・マンにおいてダブルポイントを獲得したポルシェが世界選手権のマニュファクチュアラー部門をリード。
2015年8月30日
ドイツ初のWECでふたたびワン・ツー優勝を達成。ベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組がニュルブルクリンクで優勝、数回のストップ・アンド・ゴーペナルティが課されたにも関わらず、デュマ/ジャニ/リーブ組が続いてフィニッシュ。予選では、この順は逆だった。919の新型エアロキットが強力なダウンフォースを獲得した。
2015年9月19日
オースティン戦で、2番手グリッドからスタートしたベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組が優勝。ポールポジションはデュマ/ジャニ/リーブ組が獲得、しかし電子制御系のトラブルで決勝5位の結果。
2015年10月11日
天候の問題に悩まされたものの富士スピードウェイで3回目のワン・ツー・フィニッシュを達成。ベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組に続き、デュマ/ジャニ/リーブ組がフィニッシュ。この2台の919は、同じ順位でスタート。レース終了直前に順位が入れ替わったため、ベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組が世界選手権のドライバー部門の首位に立った。
2015年11月1日
最終戦を残した状態で、ポルシェのマニュファクチュアラー部門の優勝が確定。上海戦でベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組が4勝目、デュマ/ジャニ/リーブ組が2位を獲得したため、ポルシェのチャンピオンシップタイトルが確定。ポールポジションはベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組が獲得。
2015年11月21日
バーレーンのシーズン最終戦でポルシェはシーズン6連勝を達成し、ドライバー部門のタイトルを獲得。5位のベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組は世界選手権のドライバー部門タイトルを獲得。デュマ/ジャニ/リーブ組は、待望のシーズン初優勝。
レースはスリルに溢れる展開。最速のアウディを13ポイントリードするベルンハルト/ハートレー/ウエーバー組は、ポールポジションからスタート。しかし、その30分後、同組は修理のため長時間のピットストップを行い、最後尾から5位まで激しく追い上げ。バーレーンでは、もう1台の919ハイブリッドが最速のアウディからリードを奪い、決定的な選手権ポイントを獲得。2015年シーズン、フロントロウからスタートしたのは919のみだった。